「もうちょっと頑張ったら、見える世界が変わるのに」
成功したいと言いながら、少し取り組んだだけでやめてしまう人を見ると、そう思うことがあります。
「思っていたより大変だった」
「自分には無理そう」
「こんなことに時間を使って、何になるんだろう」
まだ始めたばかりなのに、早くも労力に見合う成果を求めている。そして、すぐに見返りが得られないと、続ける意味がないと判断してしまう。
でも、物事の価値は、始める前や、少しかじった段階でわかるものばかりではありません。ある程度やったからこそ、おもしろさがわかる。できるようになったからこそ、使い道が見えてくる。
そこにたどり着く前にやめてしまうのは、もったいないことです。
最初から成果が出るほうが稀
例えば、独学でプログラミングを学び始めると、最初は何もかも意味がわかりません。見慣れない言葉が並び、見本どおりに書いたつもりでも動かない。原因を突き止めるだけで、何時間もかかる。
「本当に、自分でプログラムを書けるようになるんだろうか」
そう思うのも無理はありません。この段階では、できることがほとんどなく、苦労ばかりが目につくからです。
それでも、調べて、試して、直すことを繰り返す。すると、あるとき、毎日面倒だと思っていた作業を一つ自動化できる。今まで手でやっていたことが、一瞬で終わる。
そこで初めて、点と点がつながります。
それまで苦痛だった勉強が、作りたいものを実現するための手段に変わる。知りたいことが増え、自分から調べるようになる。同じプログラミングでも、入口にいた頃とは、見えている世界が違うのです。
ところが、その変化を経験する前に、諦めてしまう人もいます。
私自身、23歳で起業したときは、まだ何かを成し遂げた経験がありませんでした。根拠のない自信はあったものの、経験に裏打ちされたものではない。うまくいかなければ、簡単に揺らぐ自信です。
内から湧き上がる熱量のままに起業しましたが、やはり最初は全然うまくいきませんでした。特に、最初の3ヶ月はきつかった。
1日14〜18時間、週7日働いていました。ブログの記事は1日10本以上。メルマガを書き、無料のPDFレポートを1日に何本も作り、LPも書く。
寝る時間さえ惜しくて、深く眠らないように机で寝ることもありました。腰はズキズキと痛む。今なら絶対にやりません。
それでも、1円にもならない。
今思えば、技術も知識もなく、売り方もコピーライティングも知らない。おまけに顧客もいないのですから、売れなくても不思議ではありません。でも、当時の私には、それがわかりませんでした。
「こんなにやっているのに、なぜ売れないんだ」
「ずっと、この状態が続くんじゃないか」
「貯金が尽きたらどうしよう」
やがて、金メダルくらいの大きさの10円ハゲができました。心は折れかけでした。
ログインして記事を購入することで、全文を閲覧できます。
Copyright © QORE All Rights Reserved.