リモートワークは無駄な作業・仕事の削減に繋がりやすいわけです。オフィスワークでは当たり前だったことが、リモートに移行すると「これ、いらないんじゃない?」ということに気づきやすいからです。
その一つに接待・出張があります。接待、出張、無駄ですよね。今やコロナ渦において接待でもっていた夜の街・繁華街ほど閑散としてますし、東海道新幹線も人がまばらです。外出が望ましくないという空気の影響もあるでしょうが、それ以前に接待や出張は無駄なんですよね。
もちろんすべての接待や出張が無駄とは言いません。色んな人話をすることでより議論が深まったり、アイデアが出てくることもある。それが学びですよね。私も人に会いに行くために出張することはありますが、有意義な時間になったなと思うことはあります。
ただ、それらが即ビジネスや売上に結びつくかと言うと、そうではありません。自分の学びや成長、交流関係が深まること、これらによって長期的にはビジネスに繋がっていくでしょうが、それはビジネスというより自分への投資という側面の方が強いです。
即座に結果やビジネスにつなげていく内容であれば、別に会って話をする必要ないですね。メールやチャットで十分機能は果たします。その方がよく内容も伝わるし、早いです。
ということで、単に仕事の打ち合わせやクライアントのご機嫌取りで会う必要はないということですね。会いたいとか興味があるなら会うと(自分にとっては)有意義になりますけど、仕事の打ち合わせならメールやチャットで十分です。
そういえば、じゃらんにある「クオカードプラン」ってありますよね。ビジネスホテルならたいてい用意されています。例えば、宿泊料5000円にクオカード2000円が付いて、合計7000円で泊まれたりする。サラリーマンが経費を請求する際には7000円で請求し、その内のクオカードプレゼント2000円分はポッケに入れるというわけですね。つまり横領です。
で、このクオカードプラン問題。世間では人気なようで特集まで組まれてたりします。
・クオカード付きプラン特集 – じゃらんnet
https://www.jalan.net/theme/quocard/quocard_index.html
クオカードプラン問題が、「出張が無駄であること」をすでに証明しているのです。横領の機会を与えることが無駄というわけではありません。
そういう人に成果は上げられない、という意味で無駄なのです。成果を上げて正当に報酬を上げていくスタイルではなく、バレないようコソコソ小銭稼ぎする小物に何ができるかというと、まぁ何も生まないでしょう。
じゃらんが特集を組むまでに人気となっているクオカードプラン現象を見る限り、世間の出張は無駄が横行していると言えるのです。これは接待においても同じです。
リモートワークに移行すると、こういうムダを炙り出せるのでいいですね。ただこれも企業側の舵取り次第で、放置するオフィスワークに出戻りすることになるんですが。