都市の導線とビジネスの導線は似ている

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先週、台湾一のタワーがある台北101付近を散歩していました。あそこはBreezeやatre、新光三越などの商業施設や高級ホテル、金融機関のビルが密集しており、見た目的にはちょうど東京丸の内のような先進的な都市になっているわけです。ただ、ここの凄いところは先進的な建物が並んでいるだけではなく、しっかりと人も集まっている。観光客だけでなく、平日にも関わらず地元の台湾人の買い物客までひしめいているわけです。

台北101(タイペイイーリンイー)は台湾で一番高いタワーで、日本で言うところの東京スカイツリーにあたります。なので、この周辺はいつも観光客で溢れているんですが、正直言ってタワーだけだったらあんまり楽しくないじゃないですか。私だけかな?だから、東京スカイツリーとかだったら、その後どうしよう、周辺施設も微妙だしなんか消化不良だなぁとなって浅草とかに流れたりするわけです。けれども、タワー自体には集客力はある。「ここに来たからには一度は行ってみたい」という観光客は多いからです。

だから、問題はその後なんですね。台北101の場合はそのあたりの導線がしっかり作られていて、タワーを見た観光客の半数は先進的な商業施設の方に流れていく。そこでベースとなる需要が作られ、需要が供給を生み、町が出来上がる。町が出来上がると、地元の台湾人も来るようになるからさらに賑わい、新興都市となる。そういう好循環が出来てるんじゃないかと思いました。台湾の成り立ちはよく知らないので、合ってるかどうかわからないですけどね。

要は私が何が言いたいかというと、集客装置を作ることは重要、でも集めた人たちをどのように誘導して、興味を引いたり楽しませたりさせながら、収益化する循環を作り出せるかという全体のグランドデザインの話です。人の流れを上空から見て、感覚的に捉えたものを形にするわけです。「集客」と「その後」が泣き別れしていると、水がダダ漏れのザルのようになってしまうからです。これビジネスにおいても同じです。

ブログやオウンドメディアや広告で集客するのはいい。でも、そこからどうするかの絵を描くのも同じくらい重要。東京スカイツリーのように人の流れに行き止まりをつくって、「これからどうしようか、、、別のとこ行くか」となっていないかということです。これについては私が経営する会社においても課題ですね。あなたのビジネスも一度引いた目で全体を見渡してみてください。もっと出来ることやチャンスが溢れているかもしれません。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラス代表。WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

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