日本の電機メーカーのリストラが止まりませんね。というか、ほぼ全滅の様相を呈しています。ただ、こんな状況でも学生の就職人気ランキングでは上位(※参照)に入るんだから、世の中分からないもんです。
2008年9月のリーマン・ショック直後の通期決算で、電機大手9社のうち8社は純損益で計2兆円余りの赤字を出し、壊滅状態に追い込まれた。リーマン後の10年間、業界では「選択と集中」を錦の御旗にリストラが繰り返されてきたが、いまだに縮小均衡から抜け出せない会社も多い。
シャープや東芝、NEC、富士通など今日の大手老舗企業の没落に思うのは、経営者の資質が最も大きく、それに加え組織が腐りきっているからだと思いますね。なので、どれだけリストラをやっても縮小のスパイラルからは抜け出せない。現経営陣が何をやっても無駄なのは明らかなのですが、それでも大きな変化がないのは組織が腐敗している証拠です。
以下、勝手に提言したいと思います。
ブランド力も人材も収益化するルートもあるわけですし、1と2が上手く行けば、不要な人材のリストラも効率的に進むし、組織内部のムダも省かれる。それで自ずと黒字化すると思うんですけどね。こういう大手はすでに販路が確立されているところに我々中小企業にはない強みがあります。その財産を活かせない経営陣は経営に携わる資格はないですよ。