科学的に証明されたものしか信じないのは危うい

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時々「科学的に証明されたものしか信じない」という人を見かけます。人の直感や感じたことよりも、科学のみを信じるわけです。

でも、科学的に証明されているものって、世の中のすべての道理のごくごく一部だと思うんです。仮に世の中の道理が甲子園球場くらいのサイズだとしたら、科学的に証明されているものって小さな点くらいの面積しかないんじゃないかと。それも科学的に証明できてないですけどね。

また、科学的に証明されたことって時代とともに変わっていくわけです。例えば、私は小学生の頃、扁桃腺を切除したことがあります。その時、医者に聞いたんですよね。切ってもいいの?と。そしたら「扁桃腺は切っても問題ないものだから」と言っていたのを覚えている。でも、後に出てきた話では扁桃腺を切除するとガンになる確率が上がるっていう研究成果が出たんですって。

このように科学的に証明されたものはスポーツの記録更新のように塗り替えられるものなので、科学的に証明されたことしか信じない人ほど間違いを信じている可能性もかなりあるということです。

かと言って、私も科学的に証明されていることを信じないわけではないですが、自分の直感と科学的に証明されているものが相反した時にどちらを信じるかと言えば、直感ですね。まぁ科学的に証明されたものと相反する場面もあんまりないんですが、例えば、事業を始める時は市場調査とか数値的なもので判断するのではなく、自分がやりたいかどうかです。これも直感なわけです。世の中には目に見えないもの、形になっていないものもかなりあるので、感じることで真実に近づけることもあるわけです。

あまり数字に頼りすぎると、既存の枠組みの中でしかモノを考えられなくなるので気をつけた方がいいでしょうね。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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