キャンペーン広告とブランド広告の違い

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広告業界では「キャンペーン広告」「ブランド広告」という2タイプに広告を分類して考えます。

キャンペーン広告は、商品を売るための広告。クリック率や成約率など数値が明確に出るという特徴があります。Google広告などネット上の広告はここに分類されます。

ブランド広告は、商品を売ることを第一目的にした広告ではなく、認知度やブランド向上を目的とした広告です。テレビCMの大企業の広告は大半がブランド広告ですね。

で、私は「キャンペーン広告」「ブランド広告」を分けて考える必要性はもうなくなっていると考えてます。

理由は、売上を上げること、ブランドの認知度を高めることの両立が可能だからです。というか、むしろ両立を考えた広告であるべきだと考えているからです。

“ブランド”というふわっとした表現では見えてこないものもあります。いくらブランド広告を出し続けても、売上に繋がらなければ意味がないのです。これまでのブランド広告は売上を追求しないという言い訳のもとに成り立っていた部分が少なからずあります。

しかし、今やYouTubeなどのビデオ広告は、キャンペーン広告の性質がありながらもテレビCMのような表現が可能です。むしろ、YouTube広告は属性、クリック数、成約日などの広告の評価に必要な詳細情報がとれます。オーディエンスも細かくセグメント出来る。オーディエンスごとに別の広告を出すこともできるのです。

ここまで来ると、「ブランド広告」というふわっとした広告ってどこまで意味があるのかと思いますよね。ブランド広告は、短期的効果はないけど長期的効果はあると言われてきました。しかし、果たして本当にそうなのでしょうか、と疑いたくなります。

広告は多くの露出が可能です。なぜなら、利益が出る広告でなければ多くの予算をかけられないからです。利益が出なければ、資金が枯渇してしまいますよね。

だから、良い広告はユーザーが商品に触れる機会を増やし、それが自ずとブランド力の向上にも繋がるのです。

Appleの「Think Different」もそうですよね。ハズキルーペのテレビCMもそうかもしれません。売上とブランド認知度のアップを両立した広告です。

インターネット広告が広告の主戦場になった今、ブランド広告とキャンペーン広告を分けて考える必要はないだろうと考えるわけです。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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