収入減がもたらす「生命の危機」が人を変える

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収入が減ると、人間は危機感を覚えるようになっています。どんなに高収入の人でもそうです。大げさに言えば、生命の危機を感じるということでしょうか。

コロナ渦で収入を減らした人は増えています。それはネガティブな方向ばかりで語られますが、決して悪いことばかりではないという話を本稿ではしたいと思います。収入減がもたらすメリットがないわけではないのです。

収入が減るとどうなるか。よく考えるようになるんですね。節約の方法を考えたり、収入を増やす方法を考える。

この方法はどんどん磨かれていきます。節約もうまい下手がありますよね。最初は最大限に節約する方向に舵をきったとしても、これではストレスが溜まるということで自分にとって最適な範囲で収まる。

これ以上は節約できないから、収入を増やそうとなる人もいる。じゃあどうやって収入を増やすか。方法は無限にありますが、それをよく考えるようになる。

2017年くらいの早い段階で芸能界からユーチューバーに転向してすでに成功している人たちを見ていると思うんですよね。テレビで干されたり、仕事が減った人はめちゃめちゃ考えたと思うんです。思考が研ぎ澄ませされていたんじゃないかと。

私もそうです。18歳で社会に出た頃から安定とはかけ離れた生活をしていましたが、その危機感が自分を起業の道へと強く駆り立てていきました。学生の頃から起業することは決めていましたが、不安定だったからこそ時期が早まったと考えています。

起業してからも最初の何年間は売上の乱高下が続いていました。10あった売上が2ヶ月後には1になることはザラでしたし、起業して1年間はほぼ無収入でした。ただ、この経験を通して攻めの姿勢を忘れるなということを常に刻み込まれたような気がします。

「勝って兜の緒を締めよ」ということわざがありますが、安定の中でその精神が宿ることはありません。ヒヤリとする局面を幾度も経験してこそ、変われるからです。

生命の危機を感じる瞬間は、長い目で見れば成長するきっかけにもなるという見方もできるのです。危機が目の前にあるからこそ、大きな成長を遂げられる可能性も秘めているわけですね。大事なのはいち早く危機を察知し、どう対応するかです。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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