入金・支払いサイクルの最適解

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昔経営者の先輩方から入金・支払いのサイクルに気をつけよ、とよく言われたものです。

「入金の期日はなるべく早く、支払い期日はなるべく遅く設定しなさい」
といったことを口酸っぱく言われました。それさえ守っていれば、そうそう会社が潰れることはないと。もう20年前の話になりますでしょうか。今でもその教えは正しいと思います。

ただ、それは会社が潰れないようにするという最適解であって、商売の最適解は以下だと思うんですね。

「入金の期日はなるべく早く、権利確定している支払いはなるべく早く」

理由は「どうせ支払うものなんだから早く支払った方が相手も喜ぶ」からです。それをすることで、相手方の反応が顕著に変わる場合のありますから、やっぱり早い方がいいんだと思います。支払う側としても3週間後だろうが今払おうが、さほど変わりません。もちろん運転資金がない状態だったら話は別です。ある程度余裕があるんだったら、喜んでもらえる方を選択する方がいいと考えるわけです。

事実弊社もそうしているんですが、たとえば給料は翌月25日払いと決めてはいますが、給与計算が終わり次第、振り込んでいます。請求書もある程度溜まった段階で、まとめて処理すると。そうやって自分の中で合理的に進めつつも、相手にとってもメリットのある手段をとると。

一般的な企業は、たとえば月末や25日など振込処理を行う日が決まっていて、支払いを受ける側もそれに合わせる慣習があります。請求書の期日もそれに合わせて発行されるはずです。でも、そのルールは絶対ではなのでガチガチに支払いサイクルが確定している企業は別として、ある程度融通の利く規模であれば、柔軟に対応した方がいいと思うんですね。

あとは、入金サイクルや余計な固定費をどう改善するかですが、それはこちらの記事に譲ります。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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