仕事へのスタンスでデキる人かどうかを見極める

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経営者は、様々な人に対して適正に合った仕事、適正な報酬を決めるのが重要な仕事の1つです。適正に近いか遠いかで、組織の活力から商品力にいたるまで変わってきます。

そこで重要な指標を1つご紹介したいと思います。

お金と仕事に対するスタンスです。お金のために仕事をする。誰もがきっとそうだろうし、それ自体なんら問題のないことです。ただ、「お金の為にやる」と言ってもざっくり分けて2種類のスタンスがあり、この違いが大きな結果の違いを生んでいます。

2つのスタンス

自分の制作物、自分が請け負った仕事に対して、どういうスタンスで携わっているかで明確に立ち位置が変わります。

責任を持つスタンス

自分の制作物に対して、責任や誇りを持つスタンス。

自分の制作物が周りに喜ばれると嬉しいし、そうなるよう働きかけることがもはや習慣となっている。こういう人は自分が納得のいく仕事ができれば、自分自身で喜びや楽しみを見つけ出すタイプ。そして、非常に希少な存在です。40代以上であれば他とは圧倒的に抜きん出たものを持っているし、若手・新人でもベテラン並、もしくはそれ以上の仕事をします。

このタイプの人は「プロ」なので、成果物の評価に合わせてきちんと対価(お金)を提供することが重要です。例えば、月500万円の経費削減ができるシステムを一人で構築したプログラマーがいたとしたら、1000万円のボーナスを渡してもいい。正当な評価をすることがさらに活力になるし、素晴らしくパフォーマンスの高い投資だと考えていい。

責任を持たないスタンス

自分の制作物に対して、責任を持たないスタンス。

制作物が評価されることは嬉しいが、自分自身で納得できるところまで消化していない(疑心暗鬼に近い)ので、行動の原動力がお金や条件といった頼りないものしか持たず、お金に細々と動かされている。ゆえに、いつも中途半端です。自分自身で仕事の喜びを作り出すことが苦手なタイプ。

「金さえ貰えれば、あとは知るか」
「言われたことしかやらないし、言われたこと以上はやらない」
「自分の仕事が人の役に立つかどうかなんて知るか」
と自覚的には考えてないが、基本的にこういう行動様式をとる。伸びしろは期待できないし、決して求めてもいけない。

「あとは知るか」タイプの使いみち

自分の仕事に責任を持たないスタンスの人に、創造性が要求される仕事を依頼すると、問題が発生するか品質を落とすかの結論にしかいたりません。例えば、発注側のクライアント(あるいは上司)の指示書に誤りがあっても、指摘しないまま納品されるため、後から問題が出てきたり余計な修正時間を取られたりします。

ゆえに責任のある役割、思考が必要な業務を任せることに不向きです。単純作業員として、淡々と最低限の仕事をしてもらうという割り切りが重要です。相手に多くを求めず、気分良く働いてもらうことが望ましいです。

お金は大事な評価

仕事の対価としてお金を受け取るのは、正当なことです。プロフェッショナルに支払うお金は、評価だからです。お金の為に仕事していると言っても、スタンスの違いで意味がまったく変わってくるのです。

そして、それは言葉ではなく結果(制作物や仕事)にすべて現れるもの。いい仕事をする人、優秀な人は相手も自分も喜ばせている。そうでない人は誰も喜ばせていない。大きな違いですね。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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