「クラブハウス」どこ行った?

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あれほど盛り上がっていた音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」も、国内では早くも人気が冷え込んでいるようです。この既視感ある現象がおもしろかったので記事に残しておきます。

クラブハウスが話題にならなくなった理由

オープンなのに閉鎖的

クラブハウスは超絶にオープン性指向が強いSNSです。ゆえに「会話に参加して楽しいか」が重要です。

閉鎖的というと悪く聞こえるかもしれませんが、知らない人とでもノリで会話を盛り上げる文化でもないので、どうしても閉鎖的な使われ方に向かうと思うんです。日本人が悪いわけではなく、国民性の違いという点で合ってない印象はありますね。

聞く専門でもつまらない

かと言って、聞く専門に回ったら楽しいかと言うとそうでもない。編集して作り上げたコンテンツならまだしも、他人同士の雑談を生放送で聞かされても、むしろ苦痛だったりする。その条件でおもしろく回すには、明石家さんまさんクラスの技量がないと難しいんじゃないですかね。

時間の浪費

音声コンテンツは基本的に時間を浪費します。

無駄な人間関係が増える

クラブハウスはコミュ障気味の人たちまで、頑張って壇上に立ってフレンドリーにやってる印象なので、薄い関係性だけがどんどん増えてくると思うんですね。で、ログインの度に薄い関係性の人たちにスピーカーに呼ばれたらめんどくさいわけです。だったら、ログインしないという選択になるのもしょうがないです。

お金にならない

収益化プログラムもないし、アーカイブとして残らないから難しいですよね。

安易に流行に乗せられるのは痛い

クラブハウスが日本に来た頃、「これはツイッターを超える」「今始めないと乗り遅れる」とか色々言ってる人たちが溢れかえっていました。中には「クラブハウスのエキスパート」とか言って商売する人まで現れた。今、これらの発言を今振り返ってみると感慨深いものがあります。

投資の原則は、自分がよくわからないものに手を出すな、です。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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