なぜ経営者は一等地にオフィスを構えたがるのか

  1. 経営・起業
  2. 54 view

QRコード決済の「Origami Pay」はメルペイに買収されたことで事実上破綻していたことがニュースになっていましたね。破綻の原因は大手他社とのポイント還元のタイミング、資本力の差などといろいろ言われているみたいですが、もっと人間の原始的な欲求に私は原因を感じてしまいましたね。どういう戦略をとろうとも遅かれ早かれそうなった可能性が高いです。

Origamiは従業員185人を抱えていて、賃料3億円(月で割ると2500万)の六本木ヒルズに居を構えていたそうです。そして年商は2.2億円。

売上が2.2億しかないのに賃料3億円?という感じですが、外部資本で生命維持されているスタートアップではビジネスにまだなっていない段階でのこうした出血も珍しくないのでしょう。とは言え、零細企業並みの売上高で3億ですからね。

少しでも一等地のビルに入居しようとするのは経営者のさがでしょうか。でも、一等地にオフィスがあったところでどこまでメリットがあるでしょうか。高い賃料を含めるとデメリットの方が大きい気がしてなりません。けれども、少しでも見栄えが良い「住所」と「ビル」にお金を払う。

で、そういう傾向がある人には共通して「虚栄心」が見えます。モテたい、強い男に見られたい、見栄、そういった心理状況です。モテたり強い男になりたいと考えるのは別に悪くはありませんが、身の丈にあったものをチョイスするのもセンスですよね。

「虚栄心」が厄介な理由は、投資が浪費になってしまうことです。キャバ嬢にカッコいいところを見せようとしてバカ高いシャンパンおろしてしまうようなもので、得られるものがないのです。湯水の如くお金が消えていってしまうという恐ろしい現象が起きます。

オフィスなんて別にピッカピカのビルに入る必要などないですよね。いくら一等地のビルでも、毎日出勤すれば飽きますし、働きやすさも変わらないでしょう。それにスタッフは毎日オフィスに出勤するよりも好きな場所で働ける自由度の方が嬉しいわけでしょう?メリットで言えば、関係者にちょっとハッタリが効くという程度のものです。

そうなると雑居ビルで構わないわけですし、スペースが足りなければ手近なビルに振り分けてもいい。その方がスタートアップっぽいです。東京都心に集まろうとする考えはどう考えても古いんですよね。大阪、福岡、名古屋、京都でも十分。仙台、札幌、神戸、金沢でもWebでビジネスをする都市の規模としては十分だと思います。というか、オフィスはもういらないです。

TCDシリーズの原点とも言える
WordPressテーマ「BlogPress」を無料で公開

WordPressテーマをゲットする
中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラス代表。WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

記事一覧

関連記事

大手電機メーカーを救いたい

日本の電機メーカーのリストラが止まりませんね。というか、ほぼ全滅の様相を呈しています。ただ、こんな状況でも学生の就職人気ランキングでは上位(※参照)に入るんだから、世の中…

  • 614 view

なぜリモートワークが流行らないのか

リモートワークが新しい働き方と言われて久しいですが、なぜか導入する企業が増えた話はあまり聞きません。むしろリモートワークを見直す事例の方をよく耳にします。また、導入事例を…

  • 1637 view

オフィスワークの3つの無駄とは

前回「なぜリモートワークが流行らないのか」の記事でリモートワークに対する疑問に答えましたが、この記事ではオフィスワークのデメリットを挙げてみたいと思います。もちろ…

  • 1844 view

起業するなら一人でやれ

起業するなら一人でやれ、というのが私の持論です。ユーチューバーなんかを見ていると、グループで活動したり、事務所に入ったりするのが多いみたいなんですが、ああいうビジネスモデ…

  • 995 view