なぜ経営者は一等地にオフィスを構えたがるのか

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QRコード決済の「Origami Pay」はメルペイに買収されたことで事実上破綻していたことがニュースになっていましたね。破綻の原因は大手他社とのポイント還元のタイミング、資本力の差などといろいろ言われているみたいですが、もっと人間の原始的な欲求に私は原因を感じてしまいましたね。どういう戦略をとろうとも遅かれ早かれそうなった可能性が高いです。

Origamiは従業員185人を抱えていて、賃料3億円(月で割ると2500万)の六本木ヒルズに居を構えていたそうです。そして年商は2.2億円。

売上が2.2億しかないのに賃料3億円?という感じですが、外部資本で生命維持されているスタートアップではビジネスにまだなっていない段階でのこうした出血も珍しくないのでしょう。とは言え、零細企業並みの売上高で3億ですからね。

少しでも一等地のビルに入居しようとするのは経営者のさがでしょうか。でも、一等地にオフィスがあったところでどこまでメリットがあるでしょうか。高い賃料を含めるとデメリットの方が大きい気がしてなりません。けれども、少しでも見栄えが良い「住所」と「ビル」にお金を払う。

で、そういう傾向がある人には共通して「虚栄心」が見えます。モテたい、強い男に見られたい、見栄、そういった心理状況です。モテたり強い男になりたいと考えるのは別に悪くはありませんが、身の丈にあったものをチョイスするのもセンスですよね。

「虚栄心」が厄介な理由は、投資が浪費になってしまうことです。キャバ嬢にカッコいいところを見せようとしてバカ高いシャンパンおろしてしまうようなもので、得られるものがないのです。湯水の如くお金が消えていってしまうという恐ろしい現象が起きます。

オフィスなんて別にピッカピカのビルに入る必要などないですよね。いくら一等地のビルでも、毎日出勤すれば飽きますし、働きやすさも変わらないでしょう。それにスタッフは毎日オフィスに出勤するよりも好きな場所で働ける自由度の方が嬉しいわけでしょう?メリットで言えば、関係者にちょっとハッタリが効くという程度のものです。

そうなると雑居ビルで構わないわけですし、スペースが足りなければ手近なビルに振り分けてもいい。その方がスタートアップっぽいです。東京都心に集まろうとする考えはどう考えても古いんですよね。大阪、福岡、名古屋、京都でも十分。仙台、札幌、神戸、金沢でもWebでビジネスをする都市の規模としては十分だと思います。というか、オフィスはもういらないです。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。2007年に独立、会社を2社経営。
WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

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