「面倒くさい」は悪

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いろいろな人と仕事していて思うのは、仕事を「面倒くさい」と思ってやっている人が多いことです。でも、「面倒くさい」は悪なんですよね。何かをお願いすると、まずは「面倒くさい」が脳裏によぎり、それが品質に現れてくるからです。

契約までは「親身に相談に乗ります!」とか言っておきながら契約後に急にドライになるみたいな感じですね。コロナ前は適当な仕事をしていても誤魔化しが効く余地がまだまだあったのですが、今はなかなかできなくなっていると思います。経済が急激にしぼむ中で、そのスタンスでも相手にしてくれる人が減ってくるからです。

最近飲食店に行くと丁寧な対応が多いわけですね。一品をサービスで出してくれたり、消費税をまけてくれたり。帰る時にオーナーが扉の外まで出てきてくれたとこもありました。そんな様子を見ていると今まで以上にお客さんを大切にしようとしているんだなという気持ちが伝わります。

なぜ相手を大切にするかと言うと、自分にお金を払ってくれる存在が当たり前ではない、”有り難い(あまりない)”と感じているからでしょう。そのことによって感謝の心が芽生える。

そして、その先の行動に商品価値の向上があるわけですよね。単に割引するとかではなく、美味しいものをつくろうとか、お客さんが驚くようなものを提供したいとかに繋がってくる。自分が生きていること自体が有り難いことであり、だからこそそれを支える人々や社会に向き合おうとする。

「面倒くさい」が先立つのは現代病でもあるわけです。仕事のシーンにおいては「私は求めるけど、あなたは求めないでね」という防御のスタンスになってきますよね。仕事を依頼された場合に「お金はもらいたいけど面倒くさい」という後ろ向きな気持ちになるんですよ。その時点でもう負けてるんです。わかりますかね?

その心情がテキトーな仕事、テキトーな作品をはびこらせる。それで今まではお金も回っていたし、その上に誰も幸せにしないので社会全体でそれをやると社会全体が不幸になる。

でも、どうせやるなら気持ちよくやった方が自分のためにも良い。自分のためにも良いモノを作って達成感を得たいじゃないですか。もっと喜んでもらって、もっとお金もほしいじゃないですか。そうして試行錯誤してやる方が圧倒的におもしろいんですよ。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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