Aiと恋する映画「her/世界でひとつの彼女 」を見た感想(ネタバレあり)

  1. 世の中
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「her/世界でひとつの彼女」を見ました。ヒトとAiの恋愛を描いたストーリーで2014年公開の映画です。素敵な話です。ただ、これからの時代において考えさせられるテーマでもありました。

まるで人間以上に感情が豊かであるかのように見えるAi。その感情は本物なのか、プログラミングで作られたものなのか。そんな疑問を投げかけてきます。

一方で、主人公のセオドアはハートフルレター社に勤める手紙代筆ライター。大事な人への思いを綴る手紙を依頼されて代筆しているわけです。クライアントはプロポーズや復縁の手紙をプロのライターにお願いするわけですね。端的に言えば、大事な人を言葉で騙る行為です。しかし、近未来では人を幸福にする職業かのように描かれています。

こういうのを見ると、メルマガでも何度か書いていることですが、人は感情を失っていき、Aiは感情を持つようになると感じますね。人はどんどん合理性を重視し、理屈でしか思考できないようになる。中身が「得か損か」の二元軸だけに痩せ細っていく。一方で、コンピューターは人に近づくために「感情」というものをロジカルに学習していく。いずれ人間とコンピューターの感情ステージが同程度になった時に、人とAiの恋愛も実現するかもしれません。

そう言えば最近は「家族がサンクコスト」と言い切る人も出てくるようになりました。これなどはその典型で、人と恋愛するよりもAiとの方がずっとコスパが良いという話になります。これからは人を包み込むようなゴッドファーザーみたいなお父さんではなく、家族や結婚を経費と考えて「どっちが得か」ばかり考えるお父さんばかりになるかもしれません。まさに「FAKE」の世界です。

他にもAiに関連する映画の感想はこちらからどうぞ。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。2007年に独立、会社を2社経営。
WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

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