そう言えば、トヨタの社長がコーポレートサイトでこんなことを言っていました。
私は、トヨタを「自動車をつくる会社」から、「モビリティカンパニー」にモデルチェンジすることを決断しました。すなわち、世界中の人々の「移動」に関わるあらゆるサービスを提供する会社になるということです。
(中略)
私は「モビリティによって、すべての人に移動の自由と楽しさをお届けすること。“Mobility for All”をめざすことこそが、自動車会社がやるべきこと」だとの考えをさらに強めました。
つまり、クルマを作る会社から人の移動に携わる事業を行う会社に変わるよと言っているわけです。トヨタは元々自動織機から始まった会社でそこから自動車をつくる会社に変化した。今のトヨタは過渡期にあるわけですね。
そして、この社長宣言がコーポレートサイトに掲載されたことは、向かう方向性を改めて定義したことを意味します。これからも一定期間はクルマを作るんでしょうけど、意識や投資先は変わることになる。結果的に生み出す製品も変貌できる。コーポレートサイトはまずは事業を行うチームに対してのメッセージであり、それが顧客や取引先などのステークホルダーや社会に浸透する。
そういう重要な役割をコーポレートサイトは担っていると私は考えます。だから、コーポレートサイトを整備することは事業体にとっては非常に重要な意味を持つわけですね。
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