メルマガは一般的にはプッシュ型のメディアと言われています。ブログはプル型ですね。ただ、そうなるとLINEやFacebook、Twitterなんかもプッシュ型の部類に入るんじゃないかと思われますが、SNSとメルマガは明らかに役割や効果も異なります。
SNSはインスタントなる性質があります。短い投稿で瞬間的に届ける。即効性が高いメディアです。ただ、メルマガやブログほどの訴求力はない。瞬間的であるがゆえに使い捨てされるコンテンツなのです。だから、一定のブランディングやファン化が完了していないと読者の元に届けるのが難しいメディアでもあるわけです。
例えば、Facebookは広告でフォロワー(ページ登録者)を増やすことが可能ですが、好印象なブランドイメージが認知されていないとなかなか反応は得られないわけです。インスタントなだけにそれ以前の仕込みが必要ということですね。著名人にとっては扱いやすいメディアかもしれません。
一方、メルマガはブログと同じように長文でコンテンツを構成することができます。コンテンツをじっくり見せることができる為、ファンを醸成するのに一役買うメディアとも言えるのです。じゃあブログと同じかと言うと、異なる点があります。それはプッシュ型であるかプル型であるかという点。もう一つは会員制か非会員制かである点。
ブログはプル型のため、こちらから届けることはできませんが、誰でも見れるという性質がある為、検索結果やSNS経由で新規ユーザーを獲得しやすい。つまり、集客の効果を持っているわけですね。メルマガはプッシュ型ですから、こちらから積極的に情報発信できる。ユーザーがさほど興味がない、あるいは興味を失っていても惹きつけることができるメディアです。そうした面では何より優れたメディアです。但し、会員のみがコンテンツを閲覧できるので新規ユーザーを取り込むのには向いていないわけです。
要はメルマガかブログか、という二元論ではなく使い分けることがウェブマーケティングにおいては重要になります。
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