「保険」について考えてみました。

  1. お金
  2. 35 view

生活に身近な保険についてのお話しです。保険は元々はギャンブルから派生したものだと言われています。大航海時代に航海の成功・失敗などに賭け、次第に保険の形が出来上がっていったわけです。

つまり、保険の役割とは大きなリスクをとる際に起こりうる最悪の事態への対処です。最悪の事態に陥った時でも保険をかけておけば保険金で補填して、生き延びられます。つまり、自分では対処しきれないマイナスの事態に備えるものなのです。ここに保険の存在意義があると言えます。

ただ、現代ではどういうシーンに保険がかけられるかというと、元々の役割とはかけ離れたものが一般的です。リスクの大小に関わらず、加入すべきものという常識がそうさせているのでしょう。例えば、ファミリー世帯では「生命保険」「医療保険」「学資保険」は、銀行にお金を預けるのと同じくらい疑いなく加入している人がたくさんいます。「車両保険」も保険屋が勧めるがままのプランで加入していることがほとんどではないでしょうか。

しかし、実際にそうした保険が本当に必要かどうかはよく考えなければなりません。自分の頭で考えない人ほど、無条件に保険に加入しているケースがほとんどだからです。

先程も言ったように保険の役割は、自らリスクをとった際に起こりうる最悪の事態への対処です。リスクをとっていなければ、それ以上に大きなリスクなど起こるわけもありません。もちろん、リスクを回避し続けることで生まれるリスクもありますが、それでも大きなリスクにはなりません。平坦の中に時々「谷」があるに過ぎないのです。

そこに対して保険をかけるというのは、「ずっと平坦がいい」という願望が潜在的にあると言ってもいいでしょう。でも、人の人生はずっと平坦になるわけもなく、山もあれば谷もあります。そして、リスクをとらない人生には大きな山も谷もないので、小さな谷に対しても保険をかけるのであれば、小さな山もなくなってしまうということになります。小さな山がなくなれば、小さな谷が来た時にも狼狽してしまうような脆弱な生き方しかできないでしょう。

分かりやすい例を挙げてみましょう。ファミリー層では保険に月々3万円を支払っている家庭も珍しくありません。その3万円をもっと他のワクワクすることに遣っていたらどうでしょうか。3万円でレンタルサーバー・ドメインを借りて、お金をもっと増やすとか。ベビーシッターを雇って自分の時間を作るとか。これらの投資は人生の山を大きくすることに繋がります。山が大きくなれば、小さな谷に保険をかける必要もなくなるのです。

逆に、谷を少しでも減らそうと必死になると、山も小さくなってしまうということです。

世の中に無駄な保険はたくさんありますので、保険屋や周りの人達の意見に惑わされず、今一度自分の頭でよく考えた方がよさそうですね。ちゃんと数字を見ていれば、どちらが正しいかはすぐに見えてきますので。

TCDシリーズの原点とも言える
WordPressテーマ「BlogPress」を無料で公開

WordPressテーマをゲットする
中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラス代表。WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

記事一覧

関連記事

物欲や性欲は創造の原動力

野生動物にとって「食べる」ことは命がけです。あの百獣の王ライオンでさえ、水牛やカバを襲って命を落とすことがある。草食動物も同じで、肉食動物がいる危険なジャングルや荒野を大…

  • 1712 view

多くの人が知らない保険の本質

現代では多くの人が当然のように加入する保険。生命保険や医療保険、学資保険、車両保険など生活のいたる所に浸透しているわけです。また、法人においても節税型保険は利益の出ている…

  • 235 view

評価経済は本当に来るのか?

最近、巷でよく聞くようになった「評価経済」という言葉。「信用経済」とも言うらしいです。昨今流行っている「オンラインサロン」の先駆者でもある岡田斗司夫さんが恐らく最初に(?…

  • 973 view

お金を稼ぐ過程で知る楽しさ

10代20代の頃の私はお金を増やすことに夢中でした。自分ではこの理由を「お金が好きだったから」「お金持ちになりたかったから」ということで長い間片付けていたのですが、今はそ…

  • 43 view

「あり金は全部使え」論について

「あり金を全部使え」という人が最近増えています。本稿ではそれについて考察してみたいと思います。やりたいことをやりたくてもお金がなければ出来ないことはたくさんありま…

  • 50 view