資産がどれくらいあれば安心できるのか

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昔、経営者なら月100万円の利益(役員報酬を含める)じゃ少ないよ、と言われたことがあります。それは確かにそうです。社会保険料や税金も引かれるし、サラリーマンと違って来月も同じ報酬が入ってくるとは限らない。今月は100万円の利益が出たとしても来月は10万円かもしれないのです。また、事業には投資がつきもので、ある程度の備蓄は必要なわけです。となると、月100万円の利益は少ないとなる。

じゃあどれくらい利益を上げればいいのか。役員報酬はどれくらいとれるようになればいいのか。ここは答えがないですね。年俸3000万円でも多いと言えば多いし、純利益が3億でも少ないと言えば少ない。収入や売上の天井は上を見るとキリがないものなんですね。そしてそこに囚われすぎると、いつまでもしんどいんですよ。

なぜかというと、不安が尽きないからです。

こういう人は、10億円の金融資産を持っていても不安を抱えているわけです。円だけじゃ不安だからといって、海外の不動産や株、仮想通貨などに分散投資している。それでも安心できず、もっと増やしておかないとと思ってたりする。この心理状況はどこかで手放さないとたぶんエンドレスなんですね。

じゃあ何を手放せばいいかというと、今持っているものですね。今持っている肩書や資産をすべて失っても大丈夫という自信です。例えば、経営している会社を手放して、資産もすべてなくなったとしてもいつでも再起できるよという自信です。

では、それが得られるにはどうすればいいかというと、常に泥臭いことをやり続けることでしょうね。多くの人は少しでも偉くなると泥臭いことをやらなくなるんです。サラリーマンだって中間管理職になったくらいで泥臭いことをやらなくなるでしょ。人はそのくらいのステージで保身に回れるんです。

経営者が証券会社のアカウントを開設してごにょごにょやりだしたら危険ですね。半年1年くらいは大丈夫かもしれませんが、もって5年でしょう。そして、そんな人生はつまらない。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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