「自分の時間がない」人生詰んだ30代はどうすればいいか

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30代40代の男性の話を聞いていると自分の時間を取ることがほぼ無理な状況に陥っている人が多いわけです。

例えば、ある30代男性は平日は遅くまで仕事をしているわけですが、休みの土日は子供の相手をずっとしていなくちゃいけなかったりするわけです。朝は子供と公園、昼は家で食事を済ませて、夜は家族全員で銭湯とかに行く。家に帰ると疲れてしまって何かをする気力がないのでただ寝るだけ。

独身時代から趣味だったサーフィンも奥さんに外出許可を取るのが一苦労なので、面倒になって辞めてしまった。かと言って、平日に時間をつくるのも難しい。勝手に飲み屋に寄ろうものなら帰って小言を聞かなきゃいけないし、自由に使える小遣いがそもそも少ない。

仕事を変えるのも難しい。背負っているものがあるし、環境を変える気力も起きない。仕事もサーフィンも自発的に行動を起こすことは全部やめて、決められたルーティンに身を沈めるのです。

人によって差はあるでしょうが、30代40代の多くの男性は限りある時間をこうして浪費してしまっているわけです。こうなると、人としての広がりはなく、人生は確実に先細りしていきます。

本来自分の持っている能力がスポイルされて、「普通」になってしまうからです。「普通の人」とは「どこにでもいる人」ということです。

刺激によって心が動かされたり考えさせられたり、それは自分の思考を深める肥やしになる。こういうのは1人でいる時でないと出来ないものです。だから、自分の時間がとれないというのは人生詰んだも同然なのです。

なので、最近は結婚しない選択をとる若者も増えている。それはリスクやコストを避ける意味では正しい戦略とも言えます。でも、所帯をもって学べることもたくさんある。結婚して子供ができたからと言ってリスクやコストになるわけでもない。それらは自ら勝手に生み出してるに過ぎないからです。

例えば、私と同年代の人はたいていそうだと思うんですが、父親に遊んでもらった記憶なんてほとんどないわけです。父が庭を通りかかった時にキャッチボールをせがんだこともありますが、10分くらいで飽きてどっか行ってしまったり。公園なんか一緒に一度も行ったことがないですね。子供だけで行くものだと思ってました。でも、口うるさい大人と遊びに行くよりも同年代の子供たちだけで田んぼに蛙取りに行った方が楽しいわけです。

子供なんかそんなもんだと思うんですが、今は親が四六時中子供と一緒にいると子供の学びの機会も奪ってるかもしれないんですよね。親も「一緒にいなきゃいけない」と思ってやってるだけだったりしますし。

何が正解はないですが、仕事においても自分を突きつめていくことにおいても自分の時間をとれることは必要条件です。自分が何かに集中している時間に大人も子供も失敗をして学んでいくわけです。でも、ルーティンな日々には何の学びもありませんね。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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