Googleがストリーミング形式のゲームのプラットフォーム「STADIA」を2019年中にリリースすると発表しました。これまでのゲーム機のようにハードやソフトを必要とせず、Youtubeから「Play now」をクリックすると、Youtubeのように必要なデータをその都度ダウンロードしながらゲームを進めることができるようです。
・Googleがストリーミングゲームサービス「Stadia」発表、ダウンロード不要でどこでもプレイ
https://jp.techcrunch.com/2019/03/20/2019-03-19-googles-stadia-game-streaming-platform-kills-huge-downloads/
・Google GDC 2019 Gaming Announcement
https://www.youtube.com/watch?v=W7hc4R8JAJY&
詳しい内容も料金設定もまだ謎に包まれていますが、継続課金にせよゲームごとの都度課金にせよ、Googleがゲーム業界を巨大プラットフォームとして支配する景色が見えますね。これからゲーム機を販売する企業はどうなっていくんでしょう。任天堂やソニーがどうこの状況を切り抜けるのか気になりますね。

ゲーム好きだった私(過去形)にとって、今のゲーム業界には嘆くものがあります。 90年代のゲーム業界には錚々たるメーカーが国内には揃っていました。特に好きだったメーカーはスクウェア、コーエイ、任天堂、エニックス、テクノスジャパン。小学生の頃にハマった「ファミコンウォーズ」は将棋やチェスと肩を並べ...
もう1つ気になることは、ゲームを開発する企業の勢力図がどうなるのか。もし今よりもずっと低コストでゲーム開発ができるようなら、少人数でのゲーム開発が進むわけで、大きな会社に所属せずともゲームの開発環境が生まれることになる。今でも個人でゲームアプリを作って販売する人がいますが、その流れが加速するとすれば、今ある既存のゲームメーカーは淘汰されていくのか、共存する形で生き残るのか。恐らく淘汰と共存の両方が起こるのではないかと思いますけど、いずれにせよ既存ゲームメーカーにとっては大変な時代になるだろうなと思います。
また、その流れが加速するとすれば、個人で完結可能なビジネスがまた一つ増えることになる。そうなると、「働き方2.0」系の手垢のついた内容の本がまた書店に溢れかえることになるんでしょう。個人的には、個人がゲームを開発するようになることで低品質なゲームが溢れかえる未来なら残念に思いますけど、優秀なクリエイターによってまた革新的なゲームが生まれる時代が来るなら楽しみですね。
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