炎上が恐いなら最初から攻めなければいい

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企業のCMや広告に批判が殺到して放映中止なんてことも珍しくない昨今ですが、私が個人的に残念だと思ったのは日清のCMですね。2016年なのでもう2年前になるようですが、小林幸子さんやムツゴロウさん、ビートたけしさん、矢口真里さんなどの豪華なキャストが記憶に残っている人も多いかと思います。

・日清「カップヌードル」CM、1週間で突然「放送中止」 矢口真里、新垣隆ら起用に批判殺到して「謝罪」
https://www.j-cast.com/2016/04/08263606.html?p=all

日清食品と言うと攻めのマーケティングを仕掛けることで有名ですが、このCMも豪華出演陣を擁して「世間の声とかどうでもいい。大切なのは自分の声を聞くってことだろ。おりこうさんじゃあ時代なんて変えられねえよ」という問題提起を投げかけるおもしろさがありました。ただ、問題はクレームが殺到した直後に日清はCMを取り下げ、謝罪文まで出しているのです。「CRAZY MAKES the FUTURE.」というカッコいいキャッチコピーがありながら、「あんたらも世間の声を気にしているおりこうさんじゃないか」というブーメランが返ってきているのでした。これでは広告で一体何を伝えたかったのかわかりません。

私の予想では、単に奇をてらっただけなんじゃない?という説が濃厚です。あくまで予想です。でも、あながち外れてないと思います。反社会的なメッセージを投げかけて注目を浴びようとする安直な方法がありふれてますから。つまり、骨のないおぼっちゃんが不良ぶってるだけの話なんですよ。

自分が発したメッセージに偽りはないと言えるなら、堂々としていればいいと思いませんか。逆に言うと、攻めた時に受ける批判の覚悟がないなら、初めから攻めるべきじゃないと思います。攻めればそれだけ反発も大きいわけですから。批判の度に削除してたら、コンテンツ制作費や広告費も台無しです。何より今回は顕著な例ですが、メッセージが嘘になってしまうのです。

広告は単に注目を集めるコピーを書けばいいわけではないのですが、そこが広告を制作する人たちの中で大きく勘違いされているように思います。下の記事にも書いてますが、商品の特徴を捉えて最大化するためのコピーを書くことが大事なんであって、そこには真実が書かれていなければいけない。嘘に嘘を重ねてよくわからんものになってはいけないし、撹乱させることで売上を上げようとするのも論外です。

最後に。日清食品に関して色々言いましたが、このページがすごく好きです。情熱の結晶ですね。
・安藤百福クロニクル | 日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/about/chronicle/

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中田俊行

1982年大阪生まれ。2007年に独立、会社を2社経営。
WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

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