当たり前なことが思い込みだと知る瞬間

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私は1年の1/4くらいは海外に滞在しているので外国人と接する機会も多いです。そして外国人とのちょっとした感覚の違いを目の当たりにすると、当たり前と思っていることが当たり前じゃないことに気づきます。例えば、外国人と日本食を食べている時にサーモンの刺し身が出てきたわけです。彼はサーモンを「焼いてくれ」なんて言うわけです。日本人の私からすると「台無しやん」と思うのですが、ゲテモノを見るような目で気持ち悪がっているわけです。

日本だと虫がゲテモノの部類に入るかと思いますが、逆に食べてみたら美味しいこともあるわけです。私も虫を食べたことがありますが、先入観を持っていると損するなと思ったものです。びっくりするほどうまい虫があるからです。これは食べないと損だよな、と。

こちらをご覧ください。一つだけ虫じゃないものが混ざってます。右のオレンジ色に注目してください。これはエビです。エビが虫と一緒に売られているわけですよ。日本だとエビは普通に食べられますが、この地域の人にとってはエビは虫と同じ感覚なのかもしれません。

食用虫

ちなみに、この屋台の虫(下の写真はコオロギ)は美味でした。理由は出来たてだからです。鮮度は重要です。

コオロギ

他にも蜂、蟻、クモ、ゴキブリ、なんかの幼虫みたいなのを食べてきましたが、むちゃくちゃ不味いものはなかったですね。冷えてて美味しくなかったことはありますが。こんなことを書くと、単なるゲテモノ好きの変わり者と思われそうですが、自分ではそんなことないと思ってます。食べた者にしか分からない納得感です。なぜかというと、私も一番最初に虫を食べた時は恐る恐るだったからです。「ほんまに大丈夫?」と何度も確認するほど。食べてみたらビックリ。うますぎて手が止まらないわけです。いくら書いても分からないと思いますが。

私が海外に行っておもしろいと思うのは、先入観がとれることですね。日本では当たり前と思っていたことも当たり前ではなかったり、良いと思っていたことが場所を変えれば悪だったりと価値観が場所によって変わる。場所だけでなく時代によっても変わるし。こういう瞬間にたくさん立ち会うと、場所や時代によって変わるものと変わらない普遍的なものが見えてくるので、おもしろいなと思いますね。結局は日本だとか海外だとかで変わる価値観ではなくて、自分だけの善悪判断で動いていくのがいいのだろうという子供の頃には自然と分かっていたスタート地点に行き着くわけです。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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