比較対象を他人ではなく1年前の自分にする

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他人と自分を比較することほど無駄なことはありませんが、昔の自分と比較してどうなのかをたまに振り返ることは有益です。そして、1年は短いようで長い。1年間で色んなことを形として残せるし、変化するし、成長もする。そう考えると、1年前の自分を振り返ってみて、明らかに成長を感じるならよし、あまり変わってない気がするなら今の自分を見つめ直す良い機会でしょう。

別に変わってなかったからと言って焦りを感じることはありません。ただ、昔の自分との対比の中から今の自分の生き方の姿勢がどうなのかを見極める1つの材料になるという話です。その材料をどう活かすかは自分次第。このままでいいというのも生き方の選択のひとつです。ただ、人間は成長することで喜びを感じる生き物でもある。悶々としながら指をくわえたままなら、魂は浮かばれないでしょう。

ちなみに1年の5倍の5年だったらどうなのか。これはもう5年前には今の自分がまったく予想できないほど劇的に変化させることができる。もし、そうなっていれば充実した毎日を送っていることでしょう。このように成長というのは他人と比較するよりも昔の自分と比較した方が自分にとって必要な成長に繋がるし、精神衛生上もいいという話です。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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