迷い箸やめろ

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食事の時に料理の上でどれを食べようか迷う仕草を迷い箸(惑い箸)と言います。行儀が悪いって子供の頃はよく叱られましたよね。

で、これと似た例として武道の話になるんですけど、相手の顔面めがけて突きを入れるとするじゃないですか。突きを繰り出してから、ターゲットの顔面が動いたら、あなたならどうしますか。そのままの軌道で突くか突きの軌道を変えるかのどちらかになります。突きの軌道を変えちゃうとどうなるかというと、仮に当たっても痛くないんですね。威力が半減どころかほとんどなくなってしまう。だから、武道的に言えば、一度突きを繰り出したら途中で軌道を変えてはいけないのですが、迷い箸と同じ心境で変えてしまう人は多くいるものです。

ビジネスでも同じことが言えます。これが稼げるんじゃないか(楽しそうじゃないか)と始めてみたら、やっぱりあっちが気になって、次はそっちが気になってと、いつまでも迷い箸を繰り返す人がいる。でも、そうした中途半端な迷いは威力を半減させてしまうわけです。

一度突きを繰り出したらそのままの軌道で、つまり全力で当ててみる。で、効くのか効かないのか、通用するのかしないのか、通用するならどこまで通用するのかを見定める。中途半端に当てたって実のところ何も得られないわけで、やりきって初めて分かることがあるのです。だから、迷い箸をするかのごとく、ビジネスをするのはやめとけよという話です。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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