「やりたいことをやる」に立ちはだかる現実的な問題

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自分で商売をやっていると「仕事に終わりはない」状態になるわけです。自分のアイデアや気持ち次第でやることは無限に出てくる。ということは、単純に言うと行動量は多いにこしたことはないわけです。「あれもこれもやりたい」と頭の中で考えていても、実行に移されなければ何の意味もないからです。

となると、仕事は前のめりに処理していく方がいい。というか、「あれもこれもやりたい」を実行に移すにはそれしかないのかなと思います。

一方で仕事を溜めがちな人もいて、処理しなければならないものまで遅れがちになっている。遅れがちならまだしも、熱が冷めてしまって「やらない」という結論に至ることもある。自ら選択して「やらない」のであれば建設的な判断かもしれませんが、熱が冷めてしまっただけならチャンスを逃すという可能性を残すわけです。「〇〇のビジネスモデルは、俺はもっと前に考えてたよ」といった発言は、チャンスを逃したことを表します。

思えば、生きているとチャンスはたくさんあります。私も今までに逃したチャンスは記憶しています。だからこそ、「やりたい」という熱を帯びた瞬間を大事にしようとするのです。なぜなら、熱量がある内が一番実行に移しやすいからです。

とは言え、実際に行動に移すには予定外の業務が色々と発生するわけで、「これをやりたい」と思ってもそれに付随する業務が色々と出てくる。例えば、一人で完結する仕事じゃなければ人集めだったり指示や進捗管理だったりがあるし、必要な資金やモノがあるかもしれない。現実的な話、やりたいことを実行するにはそこを処理できるかどうかが実行の鍵を握っているわけです。アイデアを考えている段階ではまだ入り口にも立っていない、ただ夢想しているレベルに過ぎないんですよね。

色んな人を見てきて思うのは、実行に移せない人の共通点はめんどくさがり屋が多いことです。「めんどくさがり屋」という言葉が正しい表現かどうかわかりませんが、越えることができることでも目の前に現れた途端思考が止まってしまうのは面倒に感じているからだと思います。例えばですが、やりたいことを実行するにはA氏の協力を仰がなければいけない。でも、A氏にどうやって連絡するかを考えている内にめんどくさくなってやめてしまう。ウェブサイトを作らなければいけないのに文章を考えている内に面倒になってやめてしまうとか。十分に越えられる小さな障壁で止まってしまうケースが多いわけです。

自分がやりたくないことは人に任せればいいわけですが、そうした環境を用意するのも面倒で気力が続かない。こういう人は、やりたいことが次々浮かんできては沈むことを延々と繰り返すわけです。やりたいことをやるのはこうした現実的なレベルの話をまず解決しないと進まないわけですね。

とは言え、これは自分自身の在り方の問題です。

ただ、1つ解決するハウツー的な話をすると、自らをそうした細々とした業務を消化せざるを得ない環境や仕組みをつくり、そこに自分を当てはめてしまうことです。自らをゲームのプレイヤーのように上から動かす感覚ですね。言い方を変えれば、自分の在り方を「実行人間」に矯正してしまうというわけですね。

例えば、小さな細々とした作業は「今日やることリスト」をつくって消化するとか。ものすごく地道なことですが、小さな障壁で躓くのであれば解決する仕組みを作る必要がある。実際「今日やることリスト」を毎朝つくるだけでも、随分と処理量は変わってきますからね。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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