お金持ちが尊敬されにくい土地柄

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住めば都。どこでも住み慣れ、快適な空間を作り、気持ちのいい人間関係さえできれば、自分にとって最高の居場所にはなると思います。

私は大阪で生まれ育ちました。別の地域で生まれ育ったら、そこが住みやすいとなっているのかもしれません。

とは言え、大阪って住みやすいですよね。

なぜ住みやすいかというと、力を抜いた状態で過ごせるからです。肩ひじに力が入ってないと言うか、見栄をはらなくて済むというか。自然体に近い状態でいられるのが快適なのです。

東京との違いの1つに特定の住所・土地へのこだわりがあります。大阪人は土地や住所へ対するブランド意識が低いです。

住む場所、働く会社の住所、本店登記する際の住所。
丸の内、六本木、赤坂、虎ノ門、広尾、代官山、青山。港区、中央区、世田谷区。
東京は住所や土地にこだわる人が多いです。

「丸の内の企業と言えるのは、ここからここまで。」
そんな話を居酒屋で1時間以上も延々と議論しているサラリーマンを見たことがあります。ですが、そんな会話は大阪ではまず成立しません。

「梅田の企業と言えるのは、ここからここまで。」
「本町の企業と言えるのは、ここからここまで。」
ないですね。みんなどうでもいいことだと思っています。

「港区に住んでいる」
そんな話もないです。北区に住んでいると言ったってマウントでもなんでもありません。高級マンションに居を構えていると言ったって、自慢にするにはパンチが弱い。そもそもそこが高級かどうかわかってない人も多い。

「スーパーあんの?不便じゃないん?」「都会すぎて疲れへん?」
とかそんな反応が返ってくる。ああ、このひとお金持ってるんだな、すごいんだな、とはまずなりません。

むしろ、本人に少しでもマウントを取りたい気持ちがあると、そこは敏感に察知するので、距離を置かれるか、カモネギにされます。お金目的で近寄る者しか周りにおらず、友人のいない人生となるでしょう。

大阪では、富裕層=すごい、ではないんです。お金持ちの序列がそれほど高くないんです。もちろん、お金は有効だし、あればあるほど良いとはみんな思っている。良い暮らしをしたいというのは当然ある。でも、お金を持っているだけでは尊敬されない。たまに勘違いした成金もいますが、広がりがないんです。

なぜお金持ちの序列が低いかというと、何かに精通した職人であるとか、生き様だとか、人付き合いをわかっているだとか、そういう人が尊敬されるからです。そっちの方が憧れの対象になる。

そんな背景があるので、分かっている人はお金を持っていても隠そうとする。出さない。海外旅行に行ったって、それを周りに言うと嫌味になるかもしれないから、言う必要がない場合は言わない。車や家も、言う必要がない場合は言わない。なるべく慎ましく生きている風に見せようとする。

「東京は収入によって遊ぶ場所が変わる」と言われるほど、如実に格差が表に出てしまう土地柄です。大阪にはそんな場所が存在しません。あったとしても、分かっている人は言わない。だから、裏で格差は存在するでしょうが、表には見えにくい。

だから、見栄をはらなくてすむ。「金がない」と平気で言える。「景気良さそうやな〜」と言っても、「いやいや、貧乏暇なしやで」と返ってくる。「金がない」という逆マウントを忘れないようにすることが、関西圏で賢く生きていくための処世術・防衛術です。もちろん、これも丁度良い塩梅が重要だが。

力を抜き、呼吸を深くとる。
意思決定も脱力した状態で行う。

力んだり、生き急いだり、焦ったり、不安を感じたり、周りを気にしたり。そういうことが起こりにくい環境は大事ですね。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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