投資とビジネスはどちらが収益率が高いか

  1. お金
  2. 286 view

本業をそっちのけにして投資や資産運用にハマる経営者を私はたくさん見てきました。でも、そういう経営者はたいていその後本業がコケるんですよね。投資の方も会社の屋台骨を支えるほどにはならないから焦りだすっていうパターンです。

収入が増えてきて資産も貯まってくるとそのお金を運用したくなる気持ちはわかります。銀行に預金したままだと何にもならないですから。かといって、株式とか投資信託とかを使って他社に投資してもしょうがないわけです。お金があるなら、自分の事業に投資するほうがずっと前向きなお金の遣い方だからです。

理由としては株式投資よりも自分のビジネスに投資した方が収益率が高いからです。投資であれば年10%の収益が上がればいい方ですが、ビジネスであれば100%成長ということも普通にある。成長スピードがまるで違うのです。また、他に投資するよりも自分がやっている事業に投資した方がずっと楽しい。これが私が投資をやらない一番の理由ですね。

だけども、投資や資産運用にハマる経営者を見ていると、「本業への情熱を失っているケース」が多いです。単にお金が入ってくるシステムくらいにしか捉えていない。本人は自覚がないでしょうが、事業を立ち上げた当初の熱と比べると冷めきっていたり飽きているわけです。だから、自分の事業に投資しようとこの記事で書いたところで、どこにどう投資すればいいかわからないので、おかしなお金の遣い方になる。田舎にゲストハウスつくったり、飲食店やりだしたりと迷走するわけです。

なので、投資や資産運用にハマりだしたら、事業の終わりを迎えたことを意味するのでしょう。

有料で販売予定だった
WordPressテーマ「Rebirth」が無料で使える

ダウンロード
中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

記事一覧

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

関連記事

超富裕層が生まれる構造

少し前こんな記事が話題になってました。記事によるとコロナウィルスによって格差が拡大したとのこと。何のこっちゃ分かりませんね。(CNN) 過去のおよそ3カ月間で、米…

老後までに2,000万円を貯めた方がいいのか

老後の資金としておよそ2000万円が必要になる、とする金融庁の報告書で世間がざわついているようですね。楽して稼ごう系の投資とかにまた利用されるんでしょうか。・「老…

冬の時代にはキャッシュが活きてくる

企業の内部留保が近年問題になっていたわけです。大企業の多くは利益を溜め込むばかりで、投資もしないし関係者にも還元しない。だから社会に回るお金が少なくなって、デフレが収まら…

お金は純粋に求める人のところに集まる

お金は誰もが求めるものだと思います。だって、必要ですから。でも、下の記事にも書きましたが、潜在意識下ではお金が欲しいのに、その気持ちを抑制して生きている人が多いわけです。…

資産がどれくらいあれば安心できるのか

昔、経営者なら月100万円の利益(役員報酬を含める)じゃ少ないよ、と言われたことがあります。それは確かにそうです。社会保険料や税金も引かれるし、サラリーマンと違って来月も…

銀行に預けるよりマシな投資先とは?

「銀行に預けておくよりはマシ」ということで株とか買ったり人は多いわけです。「お金に働かせる」と言ってね。でも、私はあんまり儲からないと思ってるわけですよ。なぜなら、投資で…