リモートワークで生産性を最大限までアップする働き方10か条

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前回リモートワークの従業員側の視点でのメリットを書きましたが、ここではリモートワーク(テレワーク)で成果を上げるためのやり方に焦点を当てたいと思います。弊社も創業時の10年前からリモートワーク・フレックスタイム制のミックスを採用しているため、自分自身やスタッフの経験から得られた知見を書いていきたいと思います。

リモートワークって形態が雇用でも、限りなくフリーランスに近い働き方なんです。だから、ガンガン成果を上げればルールに縛られない上に自由と報酬を得られる。企業側とも良い関係を築くことができます。裏を返せば、企業側と良い関係を築けるかどうかは成果を上げるかどうかに掛かっていると言っても過言ではありません。フリーランスで稼ぐには企業に利益を与えるモノを納品し、それによって儲けて頂いた対価として報酬をもらう。そうやってタッグを組んで二人三脚で伸びていくというカラクリがあります。

そのカラクリをフルに利用することで、企業側をうまく使い、高額な報酬を得つつ、次なるステージへ移行するステップとすることも可能です。これはこれからの生存戦略として、非常に有効な働き方です。もしかしたら起業して成功するよりもずっとローリスクでハイリターンを得られるかもしれません。というわけで、リモートワークとして成果を上げるために必要なことを書きます。

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テンションが上がる場所で仕事をする

私の会社には家でないと落ち着かない、捗らないという人もいますし、色んなカフェを巡ったりコワーキングスペースを契約する人もいます。やる仕事内容にもよりますし、スタイルは人それぞれですが、一番良いのは自分がテンションの上がる方法を選択することですね。

海の見えるカフェに出向くのも楽しいでしょうし、格安の旅館に連泊して仕事びたりの日を過ごすのも良いでしょう。それは自分への投資です。それ以上の付加価値を生み出せるようになればいいのです。ですから、あえて緊張感をつくる意味でホテルで仕事するのもありでしょうね。

好きな音楽を聞く

オフィスワークだと好きな音楽を聞きながら仕事をする人も少ないのでしょうが、リモートワークだと何を聞きながら仕事するかは自由です。音楽を聞いていれば、思考が柔らかくなったりスピーディーになるので、その効果を利用しない手はありません。

ちなみに、「ながら作業」は生産性を確実に落とすので、視聴するのは音楽以外はおすすめできません。YouTubeにお笑い芸人のトークなどが「ながら視聴用」としてアップされていますが、ああいうのを聞きながら仕事すると生産性は激落ちします(ミスも増える)。思考できなくなるのです。その上、自分で自分を管理するリモートワークでは一度ついた悪い癖はほぼ治らないので、気をつけたほうがいいですね。

やることリストを作業前に書く

作業の総量を増やす効率的な方法の1つとして、「やることリスト」があります。ToDoリストとも言いますよね。やるべきことは頭で分かっていても、毎日書く。これをクセづけることをおすすめします。

私も毎日書くことが日課になっていますが、これをすると今日やるべき仕事、後に残してはいけない作業が「見える化」するんですね。見える化すれば、どの順番でどれくらい時間をかけてこなすべきかが見えてきます。残作業を残しまくっていると、思考力どんどん落ちていくので気をつけた方がいいですね。残作業は明日に残さない。これを徹底するだけでも優秀な人材にかなり近づきます。

同じ作業はまとめてやる

同じ性質の作業はなるべくまとめてやるほうが効率が良いでしょう。なぜなら、異なる作業を実行するには、集中できるまでに気持ちを切り替えなければいけず、そこに時間というコストが発生するからです。つまり、集中するためのコストがかかるということ。

細かい納期が設定されているものならまとめてやるのは難しいかもしれませんが、明日明後日の分まで一度にやっておけば、楽になるんじゃないかとかそういうことばかり考えて仕事すると、タスク管理が楽しくなりますよ。

スマホアプリで隙間時間を活用

日常的に発生する1,2分で終わる小さな作業がありますよね。そういうものをスマホでできるかどうかを考えましょう。例えば、私の場合はGoogle広告やFacebook広告のチェックと調整はスマホでやります。広告を1つ作成するクリエイティブはPCからやりますが、その後の運用はスマホで十分です。他にもメールやチャットの返信、入金確認などもスマホでやります。移動中やちょっとしたスキマ時間にそれらを片付けておくと、腰を据えてやるような作業の時の邪魔になりません。

今は色んな便利なアプリがスマホにはありますよね。それらをぜひ活用したいところです。

スマホとPCは同期しておく

会社側が許可するかどうかにもよりますが、可能であれば普段使用しているPCとスマホは同期しておきます。例えば、Gmail,Slack,Backlogなどですね。あとはiPhoneの「メモ」は便利ですね。何かあるとメモしておけば、同期しているデバイスでチェック、編集できます。下書き案はここですべて完了しますし、「やることリスト」をここに書くのもありだと思います。

自分のためにやる

働くことは「端を楽にする」という語源から来ています。周りを楽にするにはどうすればいいかを考えて、形にするのが「働く」なんですね。とは言え、それをするためには自分が働くことを楽しんでいることが重要です。楽しいからやる、やりたいからやると。

宝くじがあたったら今の仕事を辞めるという人がいますが、これは嫌なことをやる対価として報酬をもらっているという心の現れです。嫌々やっているという状態は自分にとっても周りにとっても良くないことです。そういった性質の労働ではなく、自分のために仕事するメンタリティであるかがわりと自分のスタンスを決定づけるところではありますね。

自分をかわいがる

「自分のためにやる」には、日頃から自分を可愛がっているかどうかは結構重要です。自分を大事にしている人は常に自分が心地よいこと、やりたくないことが分かっています。自分の声に素直に生きましょう。

例えば、我慢する、言いたいことを言わない。そういう感じいくと、仕事はどんどんやりにくくなっていきますよ。結局、我慢の限界が来た時に何かしらの形で暴発するので。

やりたくないことはやらない(断る)

これは「自分をかわいがる」ことにも繋がりますが、やりたくない仕事は基本断るという姿勢が重要です。フリーランスであれば、自分がやりたい仕事だけをとっていきますよね。ただ、それが出来るのは言ってみれば、仕事を選別しても食っていける人だけです。当然ですよね。

じゃあどうするか。収入が落ちてでもいいから、ここだけをやらせてくれという契約にするのも1つですし、やりたくない仕事を一時的にこなしすつつ力を養うのも1つです。どちらでも良いですが、やりたくないことを断っても生きていけるようにすることは重要ですね。

相手の利益に繋がるアイデアの提案で、自分の仕事を増やす

フリーランスが仕事を増やそうと思ったら提案力が非常に重要となります。クライアントに対して、こんなサイトやシステムをつくりませんか?と提案し、自分に任せてもらう。それが成功すればさらに重宝される関係になるので、仕事をとっていく手段としては王道のやり方なのです。

リモートワークに移行してもサラリーマン時代の名残で「待ち型」を貫いていれば、どんどん忘れ去られる存在になっていきます。忘れ去られるだけならまだ良い方で、「この人に仕事頼まなくてもいいよね」となっていくわけです。

この10か条は自分が仕事を楽しむためにある

いかがでしょうか。この10か条に通じることは自分が主導して自分を引っ張っていくということですね。自分が中心だから楽しめるんです。ただ、それを実現できるかは自分次第です。そして、自分の生産性は自分で上げていくのはこれからの働き方のスタンダードになっていくので、ぜひ参考にしてほしいです。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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