学習には、体系的な学習と実践的な独学の2パターンがあります。体系的な学習とは専門学校やオンラインスクールなどで決められた手順通りに学ぶもの。実践的な独学とは実際に行動に移した中から学ぶもの。この2つの学び方のどちらが効率的かという話をしたいと思います。
まずはそれぞれのメリットを挙げてみます。最初は体系的な学習から。
- 漏れが少ない
- 間違った解釈をせずに済む
- 先生や教科書によるサポートの元、行える
- 専門学校などに行けば強制的に学べる
体系的な学習はすでに学習の手引きがすでに存在する分、多少下駄を履いた状態で挑めるという点が特徴でしょうか。次に実践的な独学です。
- 実践に必要なことだけを身につけられる
- 習熟・熟練のスピードが早い
- 興味のあること、必要なことをその場で掘り下げられる
- 体系的な学習では得られない高いスキルを身につけられる可能性がある
私自身、体系的に学ぶのが苦手(飽きてしまうから)というのもあって、どうしても実践的な独学の方に軍配が上がるような評価になりますね。
実際、私が今行っている実務(コピーライティングや広告の管理など)はすべて実践的な独学で学びました。よく専門の学校か何かで学ばれたんですか?と聞かれるんですが、そういうことは全くなくほぼ独自のやり方で事業を構築してきたのです。それで困ったことは何一つありません。むしろ、体系的に学習していたらTCDという製品も存在しなかっただろうと思います。
自分でウェブサイトを作っていた頃もコードの勉強をしたわけではありません。自分でサイトをカスタマイズしながら自然に覚えました。「ここをこう変えたい」と思った時に調べていたことが知識となって身についていったわけです。一からコードを書く時もその都度必要なことだけを調べれば出来てしまいましたね。このようにこれまで事業を作るのに必要なことすべてを作りながら覚えるやり方でやってきました。自分の中では実践的な独学がベースとしてあり、教科書はあくまでも補足資料のような位置付けなのです。
また、実践的な独学の最大のメリットは「楽しい」ことに尽きます。作りながら覚えるわけですから目的があるわけです。学習自体が目的ではないので苦しさがない。語学だってそうじゃないですか。机の上で座って勉強している間は目的意識がないのでしんどいんですけど、いざ外国に身を投じてみると「この人と喋りたいから話せるようになりたい」という目的ができる。この差は大きいと思いますね。
もちろん、人によって向き不向きがあると思いますし、完全に実践的な独学だけでやる必要もないかもしれません。実践しながら教科書を見たっていいわけですしね。ただ、体系的な学習だけがすべてと思っている人は案外世の中に多いので、こんなエントリーを上げてみました。
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