コインランドリーのフランチャイズ事業は厳しいようですね

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少し前、コインランドリー事業の経験談を赤裸々に書いている記事が話題になっていました。経営状況を数字で公開しているので色々参考になりますよね。

【コインランドリー経営】出口戦略は悲惨な選択肢しか残されていない

ところで、このブログはこの記事がバズる少し前から、はてなブックマークに時々上がっていたので見ていました。これを見て、最近新しいコインランドリーが違和感のある場所にも出店している謎が解けたわけです。うちの近くでも半年ほど前に駐車場付きのコインランドリーが出来ましてね。今流行のカフェ併設のコインランドリーなんですが、ほとんどお客さんは入っておりません。結論から言うと、たぶん潰れます。

まず条件的に色々良くないわけです。立地もそうですし、カフェはカフェで競合が近くにいたりして兼業でやれるような場所ではないわけです。これを乗り切るにはカフェだけで十分集客できるくらいの力がないと駄目だろうなと思います。

今コインランドリー+カフェみたいな業態は流行っているわけですが、シナジーを効かせるには単体で、少なくともカフェの方にバリューがないと厳しい。駄目なもの同士をくっつけても駄目なのです。これはジョイントベンチャーも同じですね。力がない者同士がくっついても何もできない。少なくとも片方に力がないと最低限の数値目標を達成することすら難しいわけです。ですから、この場合はカフェ自体にバリューがあれば、話は変わってくるかもしれないのです。

あと、コインランドリー経営もそうですが、フランチャイズというのは自分でノウハウや資金、設備がなくてもできるというメリット以上にデメリットが大きいビジネスです。最初はハードルの低いフランチャイズから経営を学ぼうと思っても、法的な縛りが強かったり利益率が低すぎたりなどして、他事業への転換がなかなかできないのです。

ただ、フランチャイズって未だに結構人気ありますよね。ビジネスは自分で一から立ち上げるのが良いですね。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
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