リスクは大きく3種類に分けられます。
- 負えないリスク
- 負えるリスク
- リスクを負わないことによるリスク
3種類のリスクへの予防と対処
負えないリスク
負えないリスクとは、自分のキャパシティを超えた、一発退場の危険を伴うリスクです。
負えないリスクへの適切な対処は保険をかけておくことです。火災保険や自賠責保険などは、その良い例です。私達が一発退場するリスクを減らしてくれる存在です。
また、なるべく近づかない、距離を取る、敏感に反応することも必要です。
負えるリスク
負えるリスクとは、被害を被っても傷が浅いもの。
負えるリスクは、日常で気にする必要はありません。むしろ、意識しないことが大事です。「起きたらしょうがない」と受け入れる。諦めるくらいで丁度良い。
負えないリスクだけでなく、負えるリスクに対しても敏感に察知して予防に励んでしまう人は現代では少なくありません。小さな失敗もしたくない人が多いからです。だけど、負えるリスクを過剰に恐がると、あなたの行動力を削ぎます。やりたいことができない人生になるので、注意が必要です。
リスクを負わないことによるリスク
3つ目の「リスクを負わないことによるリスク」。
これは上の2つとは少し種類が異なります。
本来は今負うべきだったリスクを避けたり、先延ばしにすると、後に大きなリスクとなって降り掛かります。これが一番恐いリスクで、多くの人が見逃しがちです。
問題を一時的で安易な解決方法を選ぶのではなく、真正面からの解決が必要です。根本的な解決が必要なのです。
リスクと付き合うスタンス
リスクとの付き合い方は、「失敗を恐れない、でも一発退場となる失敗は避ける」が良いです。
自分や大切な人の命、相手の命、あるいは自分や彼らの生活が破綻してしまうようなリスクは避けるべきです。
ですが、何にでも保険をかけたり避けたり、潜在的にリスク回避の方向に意識が向きすぎると、リスクを負わないことによるリスクが発動します。
たとえば、みんなと同じように大学へ行って、就職活動をして、サラリーマンになって・・・という生き方が無意識にリスク回避が目的になっていると、知らない間にリスクを負わないことによるリスクが発動していたりしますね。
自分のやりたいことに正直になり、それができてない状況なら、その問題の解決に向けて真正面から向き合うことが大事です。
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