お金がない人は「投資」はしない方がいい

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私は基本的に投資はあまりお勧めしないわけです。

なぜなら効率が悪いからです。年利20%で運用するのも大変なことなのに、普通は10%もなかなか出ないだろうと。投資は得することもあるが損することもあるからです。プラスマイナスで10%の収支が出れば上出来ではないかと思います。

けれど、自分の事業への投資は年利20%どころではありません。年100,200%成長ということも普通にある。成長率が桁違いなのです。そして、事業への投資は蓄積されていくものです。株式投資などのように毎回0スタートの勝負をしなくてよく、過去の蓄積によって生活することができます。

そういう意味でも、事業投資がもっとも効率がよくお金を増やす方法ということになります。

とは言え、自分の事業へ投資しても成長させられる自信がないという経営者さんもいらっしゃるでしょう。特に長年経営をしている人は、自分の事業に見切りをつけ、片手間で投資をしている人も多い。

そういう時は、投資信託や外貨を買ったりするのではなく、「自分」へ投資しましょう。たくさん仕事し、たくさん遊んで、その中でかかるお金はどんどん使う。経験を積むことにお金を払うのです。

それは人間のスケールのためにやります。自分の幅を広げることは大きなリターンが望めますし、その過程で自分の事業をどうすればいいかも分かってきます。遊ばない人は確実に尻すぼみになりますから。

あと、自分への投資と言ってもいちいちリターンは考えないですよね。英会話スクールにxx万円払ったら年収xx万増えるからリターンが大きい、とか考えない。それは自分への投資ではない。リターンを考えると恐らくやりたいことには到達できない上に、人間としてのスケールは逆に小さくなっていくと思います。自分が得することばかり考えていると、本当の学びにはならないのです。

相手に喜んでもらう。自分も楽しむ。ただそれだけなんだけど、これが学びを生むんですね。人と心で会話するようになる。そして、それが楽しい。楽しいからもっとやりたくなるし、そうやっている内にリターンが積み上がっていく。そんなイメージでしょうか。自分が得することばかりよぎっていると、そういう体験もできないですよね。

あと、株式とか為替や仮想通貨などの投資はお金持ってる方が圧倒的に有利ですよ。500万円ほどしか投資できない人と50億投資できる人の差は歴然です。500万円投資したって、たいして利益にはならないんです。

例えば、必要な時に大胆な投資ができない、逆にちょっと出遅れて損失を出したりする。50億の人は余裕があるから、即座に判断できるし、ギリギリまで底値を見なくても少しの上げ下げで利益が出る。

冷静な判断ができるか、というマインド面も大きいですよね。例えば保有銘柄が暴落した時はたぶん焦りますよね。売り、買い、保有、空売り、そしてタイミングを冷静に判断できないと損失が大きくなる。余裕がある方が冷静に状況判断をしやすい。資産が目減りすることへの心的ダメージ、メンタルの差は大きいですよね。

一度暴落の憂き目に遭うと、もう投資はコリゴリとばかりに辞めてしまう人が多いわけですが、心のHPが低いとそうなりがちです。これは投資に限らないですが。

なので、何かしらの安定した事業を持っていて、かつお金がある人はどうしても成功率が高くなりがちなのです。

それと会社経営はミクロ経済の実学としての基礎をつくってくれます。そこにマクロ経済の知識を詰め込むと強いわけです。知識は年をとっても身につけられる話なので、若い内に投資に時間を費やすのはもったいないのかなと思います。

まずは「自分の事業」か「自分」に投資をしましょうということですね。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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