優秀な経営者は常に有益な投資ができる人

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年々増え続ける企業の内部留保。利益が出ても再投資できないというサイクルに陥っています。

・日本企業の手元現金が過去最高-大半の国のGDP上回る506兆円超 – Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-09-03/PX7EDC6KLVR601

経営の基本的なセオリーとしては、利益は次の投資に回さなければいけません。現金が積み上がっていくということは、投資先がないからです。いや、投資先がないというより、本当はあるんだけどそれが見つけられない状態なのです。

これは自分を諌めるためにも言っていることなんですけどね。私も利益を再投資できず、一部を不動産に振り向けたりもしたこともあります。その不動産が単に現金として持っておくのが嫌だからという理由で振り替えたのなら、企業としては良い投資ではありません。

理想の経営は、利益はすべて投資に回し、会社を強くしていくこと。(もちろん一定の手元資金は必要だが)
そのために会社に必要な投資を経営者が積極的に行うべきです。会社に必要な投資が何か見えていないと、再投資されることなく現金が積み上がっていきます。

大手企業も年々内部留保を積み上げている状態ですから、理想の経営ができていないということになります。

これは一個人にも当てはめることは可能です。自分のやりたいことに投資できている人は、銀行や証券会社にお金が積み上がっていくことはない。特にやりたいことがなかったり、起きてもない不安に備えたりすることで、貯蓄・資産が積み上がっていく。

お金はあくまでもツールであって、目的ではありません。どうやったらお金を増やせるかが注目されがちですが、有益に使える方が実は重要です。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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