キャッシュフローの改善が攻めに繋がることもある

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起業当時はお金もないですから、売上金は少しでも早く回収したいところです。

私もアフィリエイトで起業した頃はキャッシュフローの回転がよくありませんでした。アフィリエイトは今でも月末締めの翌々月末、早くても翌月末払いが一般的です。コンテンツを販売する側になっても決済代行システムを利用すると翌月か翌々月の入金になります。

しかも決済手数料が高い。デジタルコンテンツと言っても色々ありますが、私の知る限りで安いところだと約7%。高いところは20%ほどになります。こうしたサービスはコンテンツの自動配送もパッケージとなっているのが特徴でそれらも含めれば一概に高いとは言えないのですが、売上が大きくなれば無視できません。月額1000万円の売上なら毎月70万円が決済手数料として消えます。料率が20%だと200万です。

そこで私が10年ほど前に始めたのは、決済手段を銀行振込とPayPalに限定するということです。この2つは誰でも簡単に導入できる決済手段です。銀行振込は自分の会社の口座に振り込まれるので手数料0。PayPalも約3%程度の手数料で申請した翌営業日くらいに出金できます。決済手段を限定することで、手数料とキャッシュフローの問題が同時に解決したわけです。

また、もう一つ手軽にできる導入できる方法は、商品のお金の受け渡しをすべて前払いに切り替えることです。慣例上や業種によっては前払いが疎まれるものもありますが、お客さんさえ納得してくれれば前払いでお願いしてもいいわけです。全額前払いが不可なら、半金だけでも先に頂くのもありです。クライアントとの信頼関係によってある程度融通の効くところだと思います。

ちなみに、フリーランス向けに請求書を買い取って代わりに前払いしてくれる「フリーナンス」というサービスもあります。GMO運営です。請求書の額面の3-10%の手数料を差し引いた金額を前払い(即日)してくれるわけです。ただ、こうしたサービスは実質的に約1ヶ月間借金するのと同じですので、そう考えると手数料3-10%は年利計算で36-100%となります。超高金利ですね。フリーランスに人気のサービスのようですが、極力クライアントとの信頼関係を築き、前払いにしてもらう方向がいいでしょう。

FREENANCE(フリーナンス)

キャッシュフローが改善するとどうなるか。広告がどんどん打てるわけですね。入金された資金はすぐに次の投資(当時は主に広告費)に回せる。このサイクルの変化が決定的でした。広告を出したいところに広告を出せる。この自由さは実に強力でした。当時も広告を打てば売上が伸びる時期でしたので、広告費を増やすほど売上も伸びていったわけです。

キャッシュフローを改善することが攻めに繋がることもあります。もし、あなたもキャッシュフローが悪くて攻めあぐねているようでしたら、こうした足元の部分を見直してみるのも良いでしょう。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラス代表。WordPressテーマTCD・フォトストックサービス「マルシェ」シリーズなどを運営。

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