資金がない内は「投資」は不向き

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私は基本的に投資や資産運用はお勧めしません。

なぜなら、少額の資金での投資は効率が悪いからです。株式、債権、不動産といった金融投資の類の利率はリスクをとれば年10%を超えることも可能ですが、安全性もとりたければ年3-5%が良いところです。

利率3%と仮定して300万円投資しても5年間で45万円しか増えません。3億円なら4500万円、30億円なら4億5000万円です。同じだけの学習や取引にかかる時間を費やしても、圧倒的に資金がある方が有利なゲームが投資なのです。

資金が少ない人は、株の勉強をしたり値動きに一喜一憂する暇があるなら、他に時間を使ったほうが良い。

また、投資で稼ぐということは、その資金を預けることになります。流動性の高い銘柄ならすぐ換金できますが、その時資産が増えている確証はありません。

年をとってからの投資ならまだしも、若いうちは経験にお金を使うことも大事。お金は自分自身の価値を上げていく手段でもある。自己投資を節約して投資ばかりしていると、年をとった時に何も残らないということもあります。

もし投資をやるなら

資金が少ないうちは、いかに資金効率を上げるかが定石です。みんながやっている手法で資金効率を上げることは不可能です。だから、事業なのです。自分で事業を立ち上げれば、年数百%以上の成長をするのは難しいことではありません。

ただ、もし手段を投資に限定するのであれば、私なら超短期売買(スキャルピング)をします。値動きの激しい出来高ランキングトップの銘柄を中心に扱う超ハイリスクハイリターン投資です。

100万円の資金しかなかったら、100万円を少し超える程度(150-200%)の範囲内で、手数料の安い信用取引をやる。この方法であれば、年100%以上の投資効率は可能です。ただし、資金が溶ける覚悟は必要です。

仮にこの方法が順調に行ったとしましょう。資産が1000万円を超えた時点で20%を長期投資用に振りわけていきます。資金が5000万で25%、1億で30%というふうに徐々にハイリスクからローリスクへと資金を組み替えていきます。

長期投資用の銘柄はとにかく安全性が高く、配当があること。できれば年4%以上の高配当であることが望ましい。そうした銘柄を株価が下落した時に少しずつ買い増していきます。良質な不動産があれば、そっち方面にも組み替えていくかもしれません。なるべく分散をしていきます。

ただ、これは絵に描いた餅であって、実際には最初の短期売買で勝ち続けるのが至難の業です。勝率9割でも1回の失敗で資金がなくなる世界だからです。

昔に私も短期売買をしたことがあります。信用取引でレバレッジをかけて実質4000万円くらいを売買していました。割と早い段階で1000万円ほどプラスになりましたが、最終的には-1000万円近く負け越して終わりました。良い経験です。

短期売買はギャンブルだと思いました。私はパチンコも競馬もやったことがないですが、これにはハマりました。あのドキドキ感は楽しかったのでまた遊ばせてもらうかもしれませんが、その時は少額で嗜む程度としたいものです。

話を戻しますと、資金が少ない内はリスクをとらなければ一向に資金は増えないわけです。それもできるだけ大きなリスクを。だから、私がもし若くてお金がない状態で投資せざるを得ない状況なんだったら、パソコンに張り付いて血眼になって取引するでしょう。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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