創業3年以内に倒産する会社の特長

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日本は欧米と比べて、中小企業の生存率が高い国。

とは言え、創業3年で10%以上が倒産・廃業します。創業3年で倒産する企業はどんな特徴を持つのか解説します。

廃業のトップ要因

利益率が低い

3年で廃業する会社は、ビジネスモデルがそもそも成り立ってないことが多いです。創業当初の計画の甘さによって、売上が立っても利益が残らない。このような場合は、どう頑張っても倒産を逃れることはできません。

利益率が高い事業、もしくは利益率が伸ばせる余地がある事業を営む必要があります。

不動産事業で儲かっている会社が畑違いの飲食業に新規参入する、といったことがありますが、ドル箱の事業を持っているからこそできることってありますよね。
憧れだけでやりたい仕事を選ぶのは非常にリスキーなのです。

営業力がない

創業間もなく倒産する会社の特徴は、営業力が弱いこと。
いくら良い商品を安く提供できても、営業が弱ければ売れません。創業期には営業がとても重要です。

技術畑出身の経営者の場合、営業が弱い傾向があります。しかし、社長の最初の仕事は営業です。

電話や飛び込み営業だけが営業ではありません。Webマーケティングも営業です。Webサイトでの集客・販売・来店を増やすには、社長自ら運営する必要があります。制作会社やSEO会社に運営を丸投げして、成果を上げられるほど甘くありません。

営業力の高いWebサイトを自社で管理するなら、これを使ってください。

SEEED

売れるネットショップならこれを使ってください。

RIKYU

社長自らがサイトを運営・更新することでサイトの価値は上がり、Webマーケティングを成功へと導きます。

環境がオーバースペック

最初からオーバースペックな環境を整えてしまうと、廃業のカウントダウンが始まります。これは大企業から脱サラして起業する人がよくやりがちなこと。社長は営業することが仕事なのに、環境の調整にお金と時間をかけてしまう。

たとえば、最初からこういった環境を悪気もなく整備してしまう。ここは大企業じゃないんですから。

  • 自宅を作業場にできるのにオフィスを借りる
  • 郊外でいいのに都心にオフィスを構える
  • 備品を新品で揃える
  • リッチなサーバーを用意する
  • ホームページの保守メンテコストを毎月支払う
  • 売上も立ってない内から人を雇う
  • 最初から高めに給与を設定

創業当初の机なんてどうでもいい。座り心地を意識する余裕なんてない。貰い物でいい。オフィスの立地もどうでもいい。そんなことはどうでもいいんです。

創業して売上が立つようになって、さらには収益安定に至るには、4年〜6年かかるのが一般的だと思います。弊社も3年目にようやく売上が立つようになり、安定し始めたのは5〜6年目からです。

最初からオーバースペックな環境を用意すると3年持ちません。コストを削りに削っても売上より支出の方が大きいのですから、お金はどんどん減っていきます。銀行融資を受ければ、無駄に環境を整えたりしてお金の減るスピードはさらに加速するかもしれない。この恐怖は一度体験した人にしかわかりません。

創業間もないスタートアップは、ケチと言われようが1円にこだわる厳しいコスト意識が必要です。

創業間もない企業の特徴

創業期の企業の特徴を3つ挙げます。

  • 資金力がない
  • 人材・資源リソースがない
  • 安定収益がない

これらを前提として、勝てる戦略を練っていかねばなりません。他と似た戦略を取れば、成功確率は低いです。 先行企業がやっていないことに特化した事業を行うのも良いでしょう。

ただ基本的には、創業当初は利益が出る事業モデルの中で、営業に力を入れ、コスト意識を高く持つことが重要と考えます。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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