まぐまぐで読者を増やすのが難しい理由

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まぐまぐは初心者には向いていないメルマガ配信スタンドです。なぜなら、読者を増やすことが限りなく難しいからです。要因はシステムにあります。詳細を解説しましょう。

ステップメールやフォームが使えない

ランディングページやキャンペーンページを使った手法は読者を集めるのに有効です。メルマガ登録のお礼としてプレゼントや試供品などを渡すことで登録数を大きく伸ばすことがかのうだからです。広告費をかければ、数万人規模の読者を短期間で集めることが可能なほどメジャーな手法ですね。

しかし、まぐまぐではこの手法が使えません。なぜなら、ステップメールとフォームが使えないから。ステップメールが送れなければ、登録してくれた読者に対してプレゼントを渡すことなどできません。また、ランディングページに埋め込むためのフォームもなければ、そもそも自サイト経由で登録してもらう行為すら叶いません。一応、まぐまぐには埋め込み式の登録フォームがありますが、改変できないため、使い勝手が非常に悪いのです。

代理登録ができない

代理登録とは要は読者のインポート機能ですね。上記で挙げたように、読者にまぐまぐに自発的に登録してもらう仕組みが作れなくても、発行者が購読者の代わりに登録する、代理登録が使えれば問題ありません。

まぐまぐでは現在、無料の利用では代理登録は使えません。但し、有料オプションに申し込むことで使えるようになっています。ただ、料金はやや高額です。当記事の執筆時点で申請料金32184円(税込)、月額費用10584円(税込)がかかります。また、申請して審査に落ちても、申請料金は返還されません。

さらにこれが一番の問題なのですが、まぐまぐの代理登録は認証式なんですね。2018年10月24日以降、代理登録後に読者へ届く確認メールの仕様が変更され、一度、読者が登録認証を挟んでから代理登録が完了するようになります。これは事実上、代理登録ではないということになります。

しかも、まぐまぐは登録した読者リストをエクスポートすることができないんですね。これはつまりどういうことかというと、情報発信としてのメルマガとしては機能するが、顧客管理やビジネスという観点では使えないということです。

本来、メルマガは見込み客の囲い込みや顧客フォローによるLTVの向上を目指して発行されるものです。そうした施策がとれないのはメルマガ発行スタンドとしては致命的だと言えます。

どうやって読者を増やせばいいのか

現状、読者を効果的に増やせる施策はありません。1つあるとすれば、まぐまぐが提供している有料の読者増加サービスでしょうか。これについては、うちでも3回ほど掲載した経験がありますので、下記で効果をシェアしています。

運営側が無名の発行者を歓迎する気がない

まぐまぐを利用するメリットといえば、有名な配信スタンドだということでしょう。そう、「有名」。ただそれだけです。実質メリットがあるかと言えば、難しいところです。何一つない可能性があるわけです。

まぐまぐはそもそも著名人発行者を中心としたプラットフォームに近づけようとしている側面が強いメルマガ配信スタンドなんですね。ブログサービス界のアメブロのようなものと考えて頂ければいいでしょう。

有名人ブロガーが中心にいて、無名の人たちもいる。優遇されるのは有名人であって、無名の人たちはいつブログを消されてもおかしくないほど脆弱な存在としてあり続ける。無名なブロガーも数集まればお金になるから放置してあるけど、運営側が気に入らない時にはいつでも切り捨てるというスタンスです。

だから、まぐまぐですでに何万人もの読者を抱えているなら別ですが、これからメルマガを発行する人にはおすすめできません。

追記:2019/02/15
まぐまぐのメルマガが配信停止となりました。こちらで詳しく書いてるのでよろしければどうぞ。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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