結論から言うと、デザインは稼げるわけですね。
デザインが商品を構成しますよね。メディアだってそうです。このサイトもデザインによって活かされている。さらに言えば、TCDテーマはデザインが際立っているから売れている。だから、デザインは稼げるのです。
ただ、彼の言ったこともわからないでもない。一般的にデザイナーの給料は低いからです。ただ、それはデザインとは違うところに原因があると思います。多くのデザイナーには突出したものがなく、簡単に代替可能なレベルにあるからです。だから、高い報酬を支払ってもデザインを採用したいと考える人が少ないわけです。
コピーライターも同じです。特にウェブで顕著ですが、ライターというと低収入の典型のようなものです。というより、職業として成立しているかどうかもわからないほどで、主婦のお小遣い稼ぎの域を出なかったりするわけです。クラウドソーシングには1記事数百円でライターを募集していたりしますが、お小遣い稼ぎ程度の相場に落ち込んでいるのがライター業です。
そうした影響もあってか、コピーライターが稼げる職業だと思っている人は少ないわけです。でも、コピーライターほど稼げる職業はないと私は思います。収入は青天井ではないでしょうか。コピーを書ける能力をフルに活用すれば、メディアで人を集めることもできるし、商品を売ることもできる。アフィリエイトしたっていい。人に教えることも出来るし、企業のキャッチコピーを書いたっていい。
溢れる想像力とセンスで、ゼロからコンテンツを生み出すことができるわけです。稼げないわけがないんですね。
デザインやライティングに限りませんが、要はプロ意識があるかどうかなんです。昔読んだ本で(誰が書いたか忘れた)で「芸能界には、プロデューサーにはプロと呼べる人がチラホラいるけど、ADは小間使いの域を出ないからいない。ADという職業のプロがあってもいいのではないか」といったようなことが書かれてましたが、その通りなんですね。
ウェブのライターというと、「スキルがないから底辺の仕事をやっている」という感覚の人が多いんです。本当はプログラマーとかになりたいけど、スキルがないからしょうがなしにやっている。そんな感じの人が多いのです。プログラマーも素晴らしい職業だと思いますが、ライターも引けを取らない職業です。そこに気づくかどうか、プロ意識を持ってやれるかというあたりが分かれ目になるんじゃないかと思います。
どんな職業でも同じだと思いますが。
この記事へのコメントはありません。