理由は知ってることばかりだったこと、ネットで読めば10分で理解できることだったからです。講師はわかりやすく事例を出したり、冗談を言ったりして説明していましたが、教える側としては聞かせる為にきっと必要なんだろうなとは思いつつも、非効率な学習であると感じたわけです。何より受け身なのは退屈です。
この記事にも書いてある通り、私は体系的な学習のすべてを否定するわけではありませんし、時に役立つことはあるのですが、やっぱり実践的な場での独学が強いと思っているタイプの人間です。
講義を受けたら現場で通用すると思ったら大きな間違いで、デジハリみたいなところで資格をとっても現場では通用しないわけです。ただ、そこで得た基礎的スキルを片手に就職して、そこからスキルを伸ばしていくというステップアップには使えるかもしれません。それでも、実践+独学のセットで急激にスキルを伸ばしていくほうが効率的であることは間違いありません。
子供の頃は何も考えずに独学でやってたりするんですよね。例えば、子供は野球やサッカーを誰に教わるわけでもなく、見て吸収して遊んでるわけじゃないですか。それで上達して野球部とかに入ってさらに磨きをかけていく。野球部だとコーチが教えてくれたりもしますが、なくても上達はしていけるわけです。うまくなりたいやつは自分から吸収していきますから。
だけど、大人になると途端に体系的な学習でないといけないと思いこんで学習する人が多いわけです。資格をとっておかないと将来不安だとか、現場で通用しないと思っている。まったく関係ありませんし、古い考え方と言わざるを得ません。
ゴルフに関してもそれを感じることはあります。ゴルフは大人になってから始める人が多いスポーツですけど、それゆえに最初にまず誰かに習いに行く人が多い。そうしないと上達しないと思いこんでいる。
でも、これも野球と同じで何百回、何千回と振ってればフォームも改善していくんですよ。なぜなら、だんだん体の使い方が最適化されていくからです。最初は力んだり、腕が振れたりしていても回数を重ねていくとスムーズに振れるようになる。最初にコーチに正しい方法を教えてもらわないと「変なクセが付いてしまうよ」と言う人がいますけど、自ら考えたり吸収できる人ならつかないですよ。
体系的な学習が最初にないといけないという考え方は学校教育の弊害なのだろうと思いますが、そういう考え方は捨てて飛び込んでみるのもいいですよね。
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