だから、私はいつまでも「パンクであれ」ということを念頭に置いています。見た目の問題ではないですよ。精神的にはいつでも反骨的な心をしまっておくのです。だって、世の中にはおかしなことがたくさんあるわけですから。それに阿らない精神の在り方として、ラディカルな姿勢は必要なのです。というよりも、年齢を重ねるほどにラディカルさを養うくらいがちょうどいい。
例えば、世の中や社会、特定の業種や慣習に対する不満、違和感、不便だと感じること。それらの感情を大事にする。そして、理想追求のエネルギーへと転化する。それが人類を1ミリでも進歩させる革新的なビジネスへと繋がっていくのです。だから、丸くなってしまった人は気付かないうちに守りのステージに入り、やることも先細りしていく。一度そうしたサイクルに入ってしまうと、ラディカルな姿勢を再び取り戻すことは不可能ではありませんが、なかなか困難です。だから、丸くなってしまった人は終わった人だと思ってだいたい間違いないのです。
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