1つは売上を上げるため。
1つは企業のポリシーや考えを認知させるため。
1つは独立独歩な経営を行うため。
メディアを持っている企業と持たない企業とでは明暗がくっきり分かれるのがインターネットビジネスの世界です。なぜなら、自社メディアを持っているところは、利益率が高いビジネスが展開できるからです。
メディアがあれば、自分のコントロール下で集客や新商品のPRができる。しかも、何度でも。情報を発信する側の立場としての権威を持つこともできるし、それゆえにファンが付きやすい環境でもあるわけです。
一方、自社メディアがない企業は集客や宣伝を広告に頼らざるを得ません。広告は売上を上げるのに必要な手段ではあるんですが、広告はあくまでも他社の媒体を使うわけなので表現の幅にも制限がありますし、コストも馬鹿になりません。自社メディアがあるのとないのとでは、大きな差があるのです。
こうして利益に差がついてくると、商品の開発にどれだけコストを割けるかも変わってきます。商品開発に妥協なく投資できるところとそうでないところではまた差が出てくるわけですね。TCDが国内のWordPressテーマ市場で圧倒的なシェアになったのは、こうした理由が大きいと思ってます。
また、もう一つ重要なことがあります。エンドユーザーとの直接の取引を行う販売チャネルを自社で持つことは、大きな強みになるわけです。販売チャネルを他社に握られた形態のビジネスは独立独歩でやれているとは言えません。下の記事でも書きましたが、自分のところでしっかりとした販売網を持つことは特に商品を生み出すメーカーにとっては必要なものなのです。
それを持っていないということは、生殺与奪の権利を他者に持たしてしまっているのと同様なのです。それって、市場がどんどん膨れ上がっている時にはいいかもしれませんが、そうでなくなった時には真っ先に没落していく運命にあります。だから、どんな時代であっても他者に依存することなくユーザーにアプローチできる体制は必要不可欠なわけです。その為に、インターネットビジネスの世界であれば自社メディアを持ちましょうということなんです。
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