メルマガの読者数と反応の関係性

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メルマガは商品・サービスの販売や宣伝に強みのあるメディアです。

読者に信頼されているメルマガは、開封率、精読率、クリック率、成約率の点で抜けています。さらに、登録解除されない限りは何度でもメールアドレスに配信できるので、商品のリピートにも繋げやすいのが特徴です。

メルマガの反応

メルマガの反応(精読数・クリック数・成約数等)は、読者の「質 x 数」で決まります。

そのため、読者数(購読者数)が多いからと言って、必ずしも大きな媒体とは限りません。私が発行するメルマガも購読者数が13万人と数は多い方ですが、それだけでは反応が大きいと決めつけることはできません。

わかりやすい例を挙げるとYouTubeでしょう。登録者数100万人超えでも平均視聴回数が数万回というチャンネルがある。逆に登録者10万人に満たないのに平均50万再生を取っているチャンネルもある。メルマガの反応と読者数の関係性もそのように捉えて頂くとわかりやすいでしょう。

メルマガでも濃い読者だけを集めれば、100名程度でもある程度の売上は立つことが多いです。

一般的な開封率・クリック率

メルマガの開封率やクリック率は、媒体によって大きく異なります。

開封率80%のメルマガもあれば、10%のメルマガもあります。配信数や運営期間が長いメルマガほど開封率やクリック率は低めとなります。
個人的には、平均してこれくらいの数値を残せていれば上出来ではないかと思います。

読者数 開封率 クリック率 クリック数
100人 80% 20% 20
1000人 50% 10% 100
10000人 30% 5% 500

反応の良い時間帯・曜日

メルマガが読まれやすい配信時間は午前7時移行です。22時くらいまでは反応があります。また、土日祝よりは平日の方が読まれやすいです。

登録時がもっとも開封率が高い

メルマガの反応

メルマガの開封率は、読者登録された時点がもっとも開封率が高いです。配信内容にもよりますが、その後ゆるやかに反応は落ちていきます。最終的に残る読者のみが「濃い読者」となります。

メルマガで重要なのは、「濃い読者」をどれだけ残せるかです。

メルマガが読まれない原因

メルマガの反応が悪い主な要因はこちらです。

  • 読者の集め方を間違えている
  • 配信内容に問題がある
  • メールアドレスを買っている

興味関心を失った読者は購読解除する場合もあるが、購読状態のまま迷惑メール報告か削除を選択することも多いです。つまり、さほど購読者数は減っていないけども精読率が落ちていく現象が起きます。

読者の集め方を間違えている

メルマガの読者を集める時にどういう集め方をするかはメルマガの反応に関わります。

ランディングページ(LP)で配られている無料の特典が見たいがために、ユーザーはメールアドレスを入力する。その際、ユーザーがメルマガに登録されることを認知していなければ、反応は落ちます。読者がメルマガを読みたいと思って登録するのか、商品購入時に強制的に登録させるのかでも変わってきます。強制的に登録させたとしても配信内容が興味深ければ問題はありませんが、そうでない場合は一瞬にして精読率は落ちます。購読解除、もしくは購読状態のまま迷惑メール報告をするという感じです。

また、無料の特典がつまらないものだと、そこで興味を失うケースもあります。ですから、LPの訴求内容はもちろん、配布する特典もメルマガの反応を高める上で重要なものとなります。

配信内容に問題がある

多くのメルマガが犯す失敗は、商品の宣伝が多すぎることです。メルマガは商品販売に強みがある媒体。とは言え宣伝ばかりでは、読者に飽きられてしまいます。

商品の宣伝と役立つコンテンツの割合を意識してください。メインは役立つコンテンツです。

また、読者が興味のある分野と配信内容に乖離があると、精読率が徐々に落ちていきます。極端に言うと、LPでは健康の話をしていたのにメルマガで美容の話をすると、ついていけない読者が出てきます。

メールアドレスを買っている

最近はほとんど見かけなくなりましたが、メールアドレスを購入するサービスが過去にありました。メールアドレスを買って購読者数を水増しするメルマガが昔はよく存在したものです。

懸賞サイトがメールアドレスを売っているケースが多かったですね。懸賞の応募条件としてメルマガ登録を紐づける。そこからメールアドレスを買うと。買ったメールアドレスには何の意味もなく、メールを配信しても反応はほとんどありません。むしろ、登録したことを覚えてない読者ばかりですので、トラブルの元となります。

読まれるメルマガを作る方法

短期的ではなく、あくまでも長期的に読まれるメルマガを作るには下記を意識すると良いでしょう。

  1. 読者に役立つ情報を発信
  2. 適正な文量
  3. 定期的に配信する
  4. 配信者個人に興味を持ってもらう
  5. 新しい読者を常に獲得する
  6. 大げさな題名で釣らない
  7. 広告とコンテンツの割合をバランス良く

読者に役立つ情報を発信

ここでは読まれるメルマガの作るためのテクニックを解説していきますが、まず大前提として「読者に役立つ情報を発信しているか」が条件を満たす必要があります。

読み物のないメルマガではどうしようもありません。いかにタイトルで釣ろうが、新しい読者を獲得しようが、精読率はすぐに下がります。

適正な文量

本文の文字数は長すぎず短すぎず、適正な量に収めるのが良いです。

たまに新聞のように文字が埋め尽くされたメルマガがありますが、最初は面白くても毎回読むのは面倒だなと思われてしまいます。かと言って、内容がスカスカだと登録してる意味がないと判断されやすい。

移動や隙間時間でも読める(読みたくなる)程度の量を目指すと良いでしょう。
私の場合は、長文のメルマガを送った次はあえて短めにしたり、毎回長文だと思われないよう調整しています。

定期的に配信する

メルマガは定期的に配信しなければ、忘れられてしまいます。たまに送られてきても興味の対象から外れてしまっているため、メールの開封率は大きく落ち込みます。読者でいるからと言って、読まれるわけではないのです。

ですから、できれば日刊、もしくは週3回程度は配信するようにしてください。

配信者個人に興味を持ってもらう

メルマガは、個人を売らなければ読んでもらえないメディアです。発信者であるあなた個人に興味がなければ、読んでもらえません。

弊社のメルマガの場合は「中田俊行」という個人がどんな人間か、というのを読者に認識してもらえるかが精読率に関わってきます。

企業が配信するメルマガの場合、メルマガの書き手個人のことは書かず、いきなり商品やサービスのPRだけをしてしまいがちですが、そのようなメルマガは勢いよく精読率を落としていきます。読まれるのは最初だけです。

大げさな題名で釣らない

短期的に売上を上げるなら、大げさな題名(メールタイトル)で釣るのも良いですが、すぐに読まれなくなっていきます。メルマガはリピーターあってのものなので、題名で釣るという手法は使わない方が良いでしょう。

広告とコンテンツの割合をバランス良く

メルマガを運営していくには、商品の宣伝や広告は必要なものです。ですが、広告の割合が多すぎれば、読者は離れていきます。

コンテンツ8割、広告2割くらいのバランスに抑えるのが理想です。

新しい読者を常に獲得する

どんなに面白いメルマガでも時が経てば、精読率は落ちていきます。読者の数も減っていきます。

ですから、常にフレッシュな新しい読者を獲得していくことが、精読率を維持するために必要です。読者を獲得する方法はこちらの記事をご覧ください。

メルマガ購読解除の対応

メルマガを購読解除された時、どういう対応をすれば良いのか。購読解除を利用して、精読率を上げる方法もあります。

購読解除の傾向を掴む

メルマガを配信していく上で、どういうメールを配信したら購読解除数が増えるのか、その傾向を掴んでおくことは重要です。

宣伝メールで解除されるのか、コンテンツを配信した時なのか。コンテンツを配信した時ならどういう内容で解除が増えるのか。最初に購読解除の傾向を掴んでおくことは、今後のメルマガ配信の貴重な学びとなります。

メルマガを運営し始めた序盤の頃は、購読解除の傾向を捉えるようにしましょう。

購読解除を活用する

メルマガを解除される傾向がわかってきたら、次は「購読解除を活用する」フェーズに移行しましょう。

発信者が購読解除を恐れると、メルマガの内容がどんどんつまらなくなります。無難な内容に終止し、「読まれないし、解除もされない」という状態になるからです。

興味のある読者だけに絞られることで、メルマガの配信内容をより細かく絞れるようになります。つまり、メルマガの内容が面白くなるということです。

購読解除されるメリット:

  1. よりコアな内容を配信できる。
  2. 迷惑メール判定の確率を減らせる。
  3. 配信コストを減らせる

あえて購読解除のメリットを享受するために、解除を促すのも一つのテクニックです。

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中田俊行

1982年大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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