例えば、水泳を上達させたいなら、まずはひたすら泳ぐ。溺れかけの状態で、水の抵抗を減らす方法を考えたって実現できる力もないからです。どれだけ泳いだかが泳ぎの型をつくり、そこで始めてハウツーが役に立ってくる。
でも、量をこなす前にハウツーを追いかけたり、無用な悩みを抱えたりする人が多いです。「なんで出来ないんだろう?」「自分には向いてないんだろうか?」と悩んだりする。インプットは大事ですよ。不要とは言いません。でも、まだ量をこなしてない人がハウツーを身に着けて質を上げようとするのは、ベチャベチャのご飯にふりかけかけるくらい無意味です。
自在に泳げるようになったら、ハウツーを取り込んでいく。高い泳力を持った自分がハウツーをミックスした時は、さらに上のステージに行ける可能性がある。ハウツーがパズルピースのようにうまくはまることで、タイムを一気に上げることに繋がるからです。だから、ハウツーは時に気づきを与えてくれるものですが、量をこなした者にしか与えてくれません。
最初は無様でもいい。恥を捨て、とりあえずは泳ぎだしてみよう。
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