今は「フリーランス」が誰でもお手軽に始められる職業になりました。
昔は技能を高めた人が独立する感じでしたが、今はそうでもありません。何もできなくても「まず始める」という方が増えているように思います。
実際、ラッキーで稼げたりはする。クラウドソーシングで案件を探しまくれば、高い技術を要するような案件は珍しい。そのため、時間さえかければ数万円くらい稼げたりする。それだけフリーで稼ぐ環境が恵まれているわけです。
ただ、実力がない人が最後までずっと稼げるかというと違うわけです。例えば、以下のような課題・問題・トラブルのようなことが発生しても、実力がない人は解決できない。ただ後味が悪い感じで終わるだけです。
- 固定報酬で契約していたクライアントに切られた
- 繰り返しの単純作業ばかりやらされて嫌になった
- 無理難題ばかり押し付けられて割に合わない
- かかる時間と報酬が見合わない
実力があれば、高難度の依頼も軽々にこなすし、依頼も舞い込む。実力がないから、ちょっとした課題・問題・トラブルでも毎回躓きまくる。だから、最初はラッキーで稼げたとしても、遅かれ早かれ淘汰されるのです。
では、淘汰されないようにするにはどうすればいいか。2つの全く異なる道筋があります。
- 腕一本で勝負する。
- 仕組みをつくる。
1は、クリエイター・職人として技能を極めていく道。無論、プレイヤーとして抜きん出た技能が必須です。いかにフリーランスの環境が恵まれても、半端者が最後まで残ることはない。
2は、仕組みで稼ぐ方法。つまり、事業を作るということです。
クリエイターや職人としてずっとやってきた人はどういう人が多いのか。私が一緒に仕事をしてきた大御所のデザイナー、プログラマー、建築家、職人、写真家の話をしましょう。彼らの年齢は50〜70代です。
彼らに共通するのは、唯一無二ということです。全く交換が利かないわけです。そのため、クライアントは「この人にしかできないから、高いお金を出してでもやってほしい」となる。一般的にはお金を払っているクライアント側が立場が上になりがちですが、そうはならないんですね。
そこまでプレイヤーとして成熟できれば、フリーランスで最後まで食べていけると思います。
私自身はというと、プレイヤーと活動するのは好きです。モノづくりを通した表現が好きだからです。ですが、抜きん出ることは不可能だとやってみて思った。だから、仕組みを作る道を選びました。