私の父は、バブルの頃、銀行からお金を借りて不動産を買っていました。株もやっていました。
株が儲かった時は羽振りも良く、自宅を改装したりしました。その後、バブル崩壊し、少し時が経った頃に自己破産しました。
私は子供だったのでバブルの熱狂を体感していません。なので、学校で習ったことくらいしか知りません。
「バブルははじけるものなのに、その時はみんなして分からなくなっていた」
「普段投資に興味がなかった人まで熱狂していた」
と先生は言っていました。
昔、父に聞いたことがあります。
「なぜバブル崩壊がわからなかった?」
父「わかってたら買わん」
「誰か忠告する人はいなかった?」
父「親戚に危ないと止められた。」
「なぜやめなかった?」
父「やかましいと思った。
周りも自分も儲かってて乗り遅れたくなかった。
自分がこうなると思ってない。」
人間は感情で動く生き物。論理的に考えると理解できません。当時は馬鹿じゃないかと思って、理解できませんでした。
今は主婦も学生もタレントもアスリートも誰もが投資家気取りになっている。
お金に取り憑かれたら起こること。それは「足元がおろそかになる」こと。
自分がお金に取り憑かれたことには”水を差されるまで”は構造的に決して気付くことはできません。宗教と同じです。
そして、足元から崩れ去った人には何も残らないという恐ろしい結末が待っている。
今こそ、足元を固めること。それが次の時代に求められていることです。
まずはサイトを強化しましょう。作り込んだサイトは、集客や収益化にも役立つ資産になります。コロナ期には一時的にWebに力を入れる人が多かったですが、それが先の時代に必要なことです。
お店をやる場合にもサービスを売る場合にもメディアを持っていると武器になる。足元を固めるとはそういうことです。