ネットショップ市場の成長期を逃すとどうなるか?
コロナ期、多くの店舗ビジネスはWeb方面で活路を見出そうとしました。通販向け商品を開発したり、ネットショップを開設するところも多かったです。
しかし、喉元過ぎれば熱さは忘れるもので、経済が再開されれば、多くの店舗はすぐさま元の形態に戻りました。
ただ、一方で、危機をチャンスに変えたところもあります。コロナを機にECが好調になった事例は枚挙にいとまがありません。新しい時代向けに収益構造を転換できたところが、生き残るわけです。
人、物、場所のコストが上がり続けるさなか、EC事業を持たない店舗ビジネスが生き残れるのでしょうか。
EC市場は今も成長過程にあります。以下はBtoCとBtoBのECの市場規模の推移です。
| 年度 | 市場規模(BtoC) | EC化率(BtoC) | 市場規模(BtoB) | EC化率(BtoB) |
|---|---|---|---|---|
| 2019年 | 19兆4,000億円 | 6.76% | 344兆2,000億円 | 31.3% |
| 2020年 | 19兆3,000億円 | 8.08% | 336兆7,000億円 | 33.5% |
| 2021年 | 20兆6,950億円 | – | 372兆7,073億円 | 35.6% |
| 2022年 | 22兆7,000億円 | 9.13% | 420兆2,000億円 | 37.5% |
| 2023年 | 24兆8,000億円 | 9.38% | 465兆2,000億円 | 40.0% |
| 2024年 | 26兆1,000億円 | 9.8% | 514兆4,000億円 | 43.1% |
参照元:
経済産業省「令和6年度 電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」 https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005.html
同調査のPDF報告書: https://www.meti.go.jp/press/2025/08/20250826005/20250826005-a.pdf
勝負が見えてから始めてももう遅い。
今のうちに基盤作りをするかどうかが後の将来を決定するのは確実なのです。