しかし、多くの人はネットでの売上を伸ばしたいのに運営サイト数は1つか2つだったりします。フリーランスのWebデザイナーなら、ポートフォリオサイトを1つ作って終わりというのが大半ですよね。ですが、それですとほとんど認知はされないまま、たまにSNSやクラウドソーシングでスポットで仕事が入る程度にとどまるため、収入も増えません。
私がフリーランスの立場なら、以下のホームページ・ブログを作成します。
種類 | 目的 | 更新頻度 | WPテーマ |
ポートフォリオサイト | 自身のプロフィール、実績紹介サイト。 | 随時 | FAMOUS |
サービス販売サイト | 自身のサービス(Web制作、SEO対策等)をパッケージ化し、 その販売を目的としたサイト |
月1回 | SEEED |
技術ブログ | 仕事を通じて学んだことを備忘録的にブログに残す。 サービス販売サイトへの誘導をメインの目的とする。 |
月4-8回 | NULL |
趣味ブログ1 | 一番の趣味・関心事をテーマとしたブログを立ち上げる。 興味のある分野なので更新頻度も高めでも負荷はかからない。 広告・アフィリエイト収入やサービス販売への誘導が目的。 |
月15回 | CODE. |
趣味ブログ2 | 二番目の趣味・関心事をテーマとしたブログ。 広告・アフィリエイト収入やサービス販売への誘導が目的。 |
月10回 | Muum |
趣味ブログ3 | 三番目の趣味・関心事をテーマとしたブログ。 広告・アフィリエイト収入やサービス販売への誘導が目的。 |
月5回 | Muum |
サービス販売をメインとしながも、副次的に広告収入やアフィリエイト収入も得ていく。技術ブログ・趣味ブログをサテライトサイトとなるよう育てていく。それによって、スキルアップ・実績稼ぎ・収入アップの三方向を狙っていく。育てたサイトは、サイトごと、記事ごとにリンクして繋がりをつけて、SEO・認知度向上方面で相乗効果をつけていく。以下のイラストのようなイメージです。
この時に大事なのは、サテライトサイトもしっかり育てること。サテライトサイトが無きに等しいレベルだとメインサイトの強化になりません。一人で複数のサイトを完成させるのは一朝一夕にはいかないですが、時間と手間を惜しまずやっていきます。それらのサイトがいつかはあなたの代わりに働く営業マン、資産となるからです。
ただ、こう言うと「ホームページをたくさん運営すると、制作費も保守管理費も馬鹿にならない」と言う人がいます。制作会社に依頼すれば、1サイトあたりの制作費も30万円〜、保守管理費も3万〜(月額)かかるため、確かに馬鹿になりません。これで収入アップを目指していくのは至難の業でしょう。
でも、WordPressを使って自分でサイトを作成すれば、制作費・保守管理費の感覚はまったく別物になります。複数のサイトを運営してもランニングコストはあまり変わりません。以下にサイト数と年間コストを比較します。
※レンタルサーバー13,200円/年、ドメイン1個1,000円/年で計算。
※サーバーはエックスサーバーのスタンダードプラン、ドメインは.com.infoなど一般的なドメインで算定。
サイト数 | 内訳 | 年間コスト |
1サイト | 13200 + 1000 | 14,200円 |
5サイト | 13200 + 1000 x 5 | 18,200円 |
10サイト | 13200 + 1000 x 10 | 23,200円 |
レンタルサーバーは1アカウントで20-30サイトほど運営できます(よほど大規模なサイトを運営しない限り)。ドメインはサイトの分だけ契約が必要です。レンタルサーバー・ドメインに関しては以下を取得しておくと間違いないです。
自分でサーバー・ドメインの契約ができて、WordPressをインストールできるかどうかが壁になるかもしれませんが、それさえできればサイトのコスト感覚はまったく変わってきますね。1サイトあたりの制作費・運営費は大きく抑えられるため、たくさん運営したほうが得だという感覚になります。
ホームページを複数運営するデメリット
ホームページを複数運営するデメリットは単純に手間がかかること。作成して1年以上放置では、サイトパワーも弱まっていきます。サイトの数ほどメンテナンスの手間も増えるため、マンパワーで対応できる範囲に留めるのが吉です。
まずは2つ目を作ってみて、ある程度育って余裕が出てきたら3つ目を作る。そうやって少しずつ数を積み重ねていくのが良いでしょう。これまで作成してきたアーカイブページ群は、あなたの事業をサポートする存在となります。ですので、手間は惜しまず、自分のテリトリーを広げていくイメージで、サイトを育てていくと良いでしょう。
ここまでやる人って本当に少ないです。みんな楽して稼げる方法、なるべく少ない手間で稼げる方法ばかり飛びつきますから。失敗したくない、最短・コスパ思考という人はみんな行き着くところは同じです。そういうものはすぐに飽和するし、再現性も低いものです。この方法は手間はかかりますが、再現性だけは高いですね。
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