人は機械になり、機械は人になる。

  1. 世の中
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「人は機械に近づき、機械は人に近づく」方向に向かっています。

人間は合理化、コスパ思考、ハウツー思考、そして均一化し、感性が乏しくなっていく。
機械(AI)は、思考することを覚え、創造的になり、感情を理解しようとする。

今はその過渡期です。

いずれ人間が機械みたいになり、AIが人間っぽくなる日が来るかもしれません。現時点でも、Google検索やメディアに結論を委ねて、自分では考えない(考える能力のない)大人が増えています。

人間のマニュアル化

人が進む方向 機械が進む方向
ルール 無思考に従うもの 考えるもの
応用 対応できなくなる 対応しようと進化する
共感力 人の気持ちが分からなくなる 人の気持ちに沿おうとする
思考力 乏しくなる 豊かになる
創造性 乏しくなる 豊かになる

人は、どんどん思考力や共感力といった感性が落ちてきています。人間っぽさがなくなっています。感謝したり、人と心を通い合わせたり、といった精神性が衰えていっています。

その分、合理性や損得勘定などといった、機械で計算可能な領域に近づいていっている。人間関係も互いの条件をベースにした、ドライで冷え切った関係になる。現代の家族がまさにそうでしょう。

この流れはおそらく止まりません。

もちろん全ての人が機械化しているわけではありません。機械化しているのは、ちゃんと社会に順応しているっぽい人たちです。

彼らは終始、思考や行動が変なんです。たとえば、コロナでワクチンを人に強要したと思えば、数年でワクチンを批判していたり。どっちなんだと。自分が空っぽだから、明確に言語化された情報、常識、科学といったものに左右される。軸がブレブレなのです。

「自分が空っぽ」とは何が空っぽなのか?感性です。
「こう思う」「こう生きたい」という自分軸がない。自分の中には何もないので、周りを気にして、周りをベースに生きている。社会の成員になると、こうなってしまうんです。

だから、一番かしこい生き方は、社会と繋がりつつも、社会という大渦の外に食い扶持や大切な人間関係を持つ。その中で、社会とゆるくお付き合いする。そうすると、訳のわからないことに巻き込まれることも減ります。

これからの時代、そうやって自分自身を大切にしていくことが大事ですね。でなければ、機械みたいな面白くもない人生が待っています。

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中田俊行

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。
WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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