私は不思議なんですよね。メルマガを商品販売に活用した方がいいことがわかっているのに、書くことがないだなんて。その商品やサービスは自分が自信をもって提案したいもののはず。であれば、相手に伝えたいメッセージは出てこないものでしょうか。
雑学や小噺の部類の内容だっていいし、啓発するメッセージでもいい。情熱をもってやっている仕事なら、顧客に何かしら伝えたいことがあるはず。もしないなら今すぐ仕事を変えた方がいい。情熱がないならその仕事があなたに向いていないからです。
また、メルマガは企業が主体として発行するものほどつまらないものはないと思ってます。なぜ企業が発行するとつまらなくなるかというと、機械的なんですよね。お知らせや宣伝とかメディアの更新情報がどうでもいい挨拶と共に流れてくるだけ。人が発行しているように思えない。それだったら自動化したスパムメールとクオリティは変わりません。現に楽天とかまぐまぐが発行するメルマガなんてどれだけクリックされていくら売上が上がるかという確率問題しか意識してなくて、読者を楽しませようという気なんてさらさらないでしょう?
メルマガで重要なのは属人性です。何を発行するかも大事ですが、誰が発行するかの方が重要です。企業メルマガであっても、企業を主体とするのではなく、配信者自身を主体とするのが基本です。メルマガを配信する人が、その企業を代表するつもりで書いていいわけです。というか、それが出来なければ、どこにでもあるようなスパムメールと同じになってしまう。
メディアの属人性が強くなると、商品のブランドイメージにも影響しないかって?影響していいんです。但し、属人化したそのキャラがブランドイメージを体現したような人であることが条件です。だから、メルマガは外注したってうまくいかないし、バイトにやらせたってうまくいかない。その商品のことをよく分かっている人でないといけないし、前提として自分の仕事に誇りを持っている人でないと読者を楽しませることなんてできない。だから、「誰が発行するか」なんです。
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