仕事ができない人はなぜ自己評価が高いのか。

2025.10.18
ワークスタイル

仕事ができない人の共通点は、自己評価が高いことです。

実態と自己評価の乖離が大きいと、「自分は出来ているのに・・」という反応が起き、工夫や改善をしようとするインセンティブが起きず、成長の機会を逸します。

自己評価の高さは、自己認識するのが非常にむずかしいです。自己評価が高くなる原因が、自分のことが見えていないためです。

自己評価が高くなりがちな理由は、子供のころの影響が大きいでしょう。義務教育でも、誰も(8割か9割)ができるカリキュラムが取り入れられています。鉄棒の逆上がりをさせて、「はい、みなさんできました」という教育です。ここで「自分はできてるんだ」と勘違いします。

社会(仕事)では、「逆上がりレベルに簡単な仕事は価値が評価されない」という事実があります。1回宙返りをしても見向きもされません。2回でまぁまぁ、3回で天才という感じです。逆上がりの先に続く道のりの存在は積極的には教わらないでしょう。

だけど、そうした事実に気づくことなく、社会人になって「俺、逆上がり出来るのに・・」というスタンスなのです。なんとなく大学行って就活して転職はリクルートやマイナビを使って・・という何の工夫もない人生を送る人に多いです。

自分が、自己評価が高い状態に当てはまっているかの確認は、過去の自分と比較すると分かりやすいです。5年、10年前のそれぞれの自分と比べるのです。状況があまり改善されてないなら、「自分は自己評価が高いのかもしれない」と頭の隅に入れておくと良いでしょう。その判断でだいたい間違ってないです。

多くの人は「自分は無関係」と思い込んだ状態、本やインターネットを見たり、人を評価します。ヨレヨレのスーツを着たサラリーマンが「石破はスーツも着こなせない」と評価するわけです。

何事も自分事として、自身に対して落とし込むことが大事です。「人のふり見て我がふり直せ」「反面教師」「人を以て鑑と為す」「他山の石」です。

現代では「自分は無関係」「自分はできてる」と思い込んで人を評価する人が増えています。

大阪生まれ。株式会社デザインプラスという会社を経営しています。 WordPressテーマTCDを運営したり、ブログやメルマガを書いたりしてます。

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