2014〜2017年あたり「好きなことで生きていく」というキャッチコピーがインターネットでブームとなりました。
・好きなことで、生きていく – YouTube
・好きなことだけで生きていく。| 堀江貴文
私が小学生の頃、「高橋名人」というプロゲーマーがいたんです。ファミ通によく出てました。この人を題材にしたゲームもありましたね。ゲームが仕事の人がいるなんて、と子供心にすごいなと思っていました。
みんなが「遊び」でやることを「仕事」にした先駆者だと思います。今は昔より「遊び」を「仕事」にできる人の人口が増えました。遊びと仕事の垣根が曖昧になったというか。好きなことで生きている人が増えたのも事実だと思います。恵まれた時代になりましたね。
では、誰でも好きなことで生きていけるのかというと、それは無理です。なぜなら、生きていくには、人の役に立たないといけないから。お金は、人の役に立った対価として頂くものだからです。好きなことで生きていける人は、好きなことで人の役に立てる人だけです。
「好きなことで生きていく」という言葉には、「裏」があるわけです。人の役に立つには、自分の価値を上げる必要があるという意味が。
プロゲーマーなら、圧倒的に強いとか、喋りがすごい等、何かしら人を惹きつけるものが必要でしょう。それなくして、好きなことで生きていくのは無理なのです。
表: 好きなことで生きている。
裏: その為にたゆまぬ努力を続ける。
言葉の「表」に飛びついただけの思考の浅い人は、実現することはない。
言葉の「表」も「裏」も両方理解した人は、実現している可能性がある。
「好きなことで生きていく」という言葉は、キャッチーで魅力的です。その裏を読めるか、深いところまで思考できるかは重要です。
「好きなことで生きていけたら最高だよな。でも、今は何もできないから、努力が要る。今すぐYouTubeを立ち上げてみよう」というように、即座に具体的な行動に移し、継続できた人は実現しているでしょう。
言葉というのは、裏の意味を正しく読み取れるかが重要です。読み取れない人には、あらゆる名言の意味を理解できません。勘違いしてしまうんです。
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